土屋 勝義 写真展
「 東京橋美人 」
撮影記
撮影は許可をいただいて、掲載しています。
土屋 勝義さんの写真展に行ってきました♪
  土屋勝義写真展「東京橋美人
 
会期: 2019年3月22日(火)〜 3月26日(土)
場所: ピクトリコ ショップ&ギャラリー
開館時間: 11:00〜18:00
休館: 日曜・月曜日
交通: ■JR 中央総武線 両国駅西口改札より徒歩2分
住所: 東京都墨田区横綱1-2-16 東誠ビル5F
電話: 03-6658-5823

勝どきの橋が川面をブルーに染め上げたとき、これを残そう! そう思った。
隅田川のそばで育って半世紀。今までになかったことだと。
橋を「美人」という華とともに撮りあげた作品を乞うご期待!

会場は、私は初めましてのピクトリコ ショップ&ギャラリー。
両国の国技館正門の真っ正面のビルの5階にある。

土地勘のない方はまず国技館正門を目指すべし!
そして、その前の横断歩道を渡ると到着である。
ビルの入り口は2階への外階段の下にあるため、ちょっぴり判りづらいのでご注意を。
 会場は小ぶりなスペースではあるものの
明るい壁紙のためか広く感じられる。
中央付近に受付のデスクや書籍台が置いてあったのだが
それでもゆったりと感じられた。
入り口側のスペースには作品の一部と
今回の撮影で使用した
スペシャルアイテム!が展示されている。

そして、もっとスペシャルなのが
橋をバックにしての記念撮影!!
この日は、撮って出しで
モデルさん方にプレゼントされていた。


今回の写真展は「東京夜美人」第二弾!といったところだろうか。
橋のライトアップ=夜なわけで、色と光の世界が会場を埋め尽くす。

会場に一歩足を踏み入れた時を、ひと言で表すと「クリアなドラマティック」。
圧倒的な存在感と、巧みな光使い。
メリハリのある絵柄に用紙の効果も相まってクリアな光をまとっている。

周囲も明るく雑念が入りやすい環境にもかかわらず
どこか舞台のワンシーンを見ているような違うところへ誘ってくれる。
そんな感覚に囚われる作品たちである。

お邪魔したのは初日のお昼。
着いた時はかなりゆったりな時間が流れていたが
すぐに来場者の到着が続くようになった。

中でも多かったのがモデルさん方で、
きれいに仕上げられ作品となった自分たちに
「きれ〜〜い!!」
(カメラのデータを)見たのと全然違う!!」
と歓喜の声をあげているのが聞こえてきた。

時には「このときは寒くって・・・」などと
思い出話にも花が咲いていた。



ただし、賑わっていてもコロナ対策は抜かりなく!
会場にはサーキュレーター、
フロア全体で空気清浄機が設置されているのでご安心を。
今回の写真には見方のコツが少々・・・
こと下方の写真は膝附で見るのがよいんだとか。
光の加減で見え方が変わるからということである。

←「こ、こうですか?」「そうそう、そのまま!」
撮影しだしちゃったよ、、、(苦笑)

 

今回の写真展に至るきっかけとなった写真たち。
一つはコロナと戦い続けている医療従事者への感謝・敬意、応援を表したブルーのライトアップ。
もう一つは東京オリンピック・パラリンピックを祝しての5色、3色のライトアップである。

これらをはじめ、すべての作品で言えることが
今までに貯め込んできたノウハウを出し惜しみなく使い、効果的に発揮され
幻想的で、あるいはパンチの効いたものとなっている。
 
   
もう一つ特筆すべきは、今回パノラマ状の写真が展示されている。
もちろんパノラマモードなどで撮っているのではなく、
分割して撮ったものをつなぎ合わせて仕上げている。

左上は縦位置で撮影して接合したもの。
写真にはご本人と熊切大輔さんが出演?!されている
熊切さんはともかくご本人登場!って、、、超レアもの??!(笑)
 
「ここで繋げてるんだけど、、、」と説明をする土屋さん。(上)
絵柄自体の迫力とトリックアートのような不可思議さの前では
小さなつなぎ目など気がつかない方が多いのではなかろうか。

こちらは今回使用した秘密兵器(笑)
角型NDフィルターとLED照明である。

ご本人は大きめのものを使用されているが
今回、ロカデザインさんよりコンパクトサイズの
東京橋美人セット」が3/31までの期間限定で販売されることとなった。

お祭り大好き!な土屋さん。
ノリに乗って、どうせならセット作っちゃお〜オー!と
言ったとか言ってないとか・・・?(笑)

何にせよ夜間撮影で困っている方には朗報かもしれませんね(^−^)b
   こちらは展示写真と写真集の販売。
展示写真は実費価格相当、写真集は20部限定での販売だそうだ。

また購入者には土屋さんによる特設スタジオでの記念撮影のプリントをもらえるらしい。
 
 
秘密兵器であるNDフィルターの使いどころは見当がつくとして、LED照明はどうやって?

そんな疑問が浮かんだ方もいただろう。

答えの一つがフットライト的効果。
作品で印象的だったのが左の写真。
作品としてはパッと見ただけでは純白のドレスに見えるのだがよく見ると一点キラリと光っていて魅力的なアクセントになっている。

このページではわかりにくいので、判りやすく加工させてもらった。

足元からの灯りがあることで
より一段も二段もドラマティックな写真になっている。

        
   
もう一つ、特筆すべきは展示方法にある。
今回は光沢感ならぬ、
鋼(はがね)感を求めて用紙をチョイスしている。

そしてそれを最大限に活かすため、
すこぉ〜しだけ上向きに傾いているのだ。
これはパネル背部で
下部に厚みを持たせることで実現している。

この効果なのか、「キラキラ」でも「ギラギラ」でもない
クリアなまぶしさを感じるように思う。
最期に来場されていたモデルさんをご紹介。
他にもたくさんいらしたのだが
ゆっくりとした時間にお願いできたのはこの方々のみ。

 
KAORUさん
instagram: @kaotanofficial

来栖梨紗さん
Twitter: @rinrinrisasa
instagram:
@risakurusumodel
四家千晴さん
 


妃咲歩美さん
Twitter: @ayumon1que
instagram: @ayumikisakimodel
   来場されたモデルさんは写真集に寄せ書きしていくらしい。
そしてそのお返しに土屋さんは写真集にサインを・・・
コロナという未曾有の危機の中で生まれた偶然のライトアップ。
次はあるかと問われればおそらく無いに等しいと思われるし
なによりブルーのライトアップはあってほしくはない。
作者は挨拶文にポツリ、「母に見せたかった」と書いた。
作者の秘やかな気持ちの中にはコロナに打ち勝ちながらも旅立った母への手向けでもあるのだろう。



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