KONICA MINOLTA 土屋教室 
「人を撮る」第4回目(講評会) 撮影記
お馴染みとなった、コニカミノルタの土屋教室。
教室第4回目は、いよいよ最終日。
実習の成果を見てもらうのだが、土屋教室はチョット独特!
シビアでもあり、納得の連続でもあり・・・・。
今回も特別ゲスト、小沢忠恭さんのご登場あり!!


本日の1枚
特別ゲスト 小沢忠恭さん

14時、コニカミノルタフォトスクエア。
今日は、土屋教室の最終回、講評会の日である。
「教室」を受講される多くの人が、この日を目当てにされているのではなかろうか?
今回の参加者さんも続々と来られるが、始まるまでの間、
不安と期待を押さえきれない様子であった。
続々と席に着かれるみなさん。
しかし、笑顔もあるわりには
リラックスしているようには見えない。
「まるで何かの宣告を待つ」
といった感じ(苦笑)が、
ご本人達の期待感と不安感を
うかがい知ることができる。

14時。「みんな揃ってる〜?」
(1,2,3・・・)
「(う〜、、、)ハイ、みんな点呼っ!」
端から順に番号を。(笑)

「え〜っと、全員いるね。。。
 じゃあ、始めましょう!」
今回は大所帯なので、
端から端が
えらく遠いのであった。(;^^A
まずは、築地スナップ。
今回は一人2枚、基本的には
スナップ1枚、モデル1枚となる。

講評会用としては各1枚であるが、
たいていの方は、他の「手札(笑)」を
持ってきているものである。
つまり、見せたい写真は
他にもイッパイあるのだ。(^-^)
言うまでもなく、この日も多くの方が
たくさんの作品をお持ちになっていた。
ずらりと並ぶ、皆さんの作品。
同じ日に同じ所へ行っていたはずなのに、
「えっ?こんなところがあったの?!」
という驚きがいつもある。

たとえ、同じ被写体、似通ったアングルでも
違う人が写すと「似て非なるもの」なのだ。
まずは、先生からの講評。
今回は特に多いのでピックアップとなるが、元々、個々の写真の是非よりも、
トータル的な「視点」「構図」「タイミング」などを話の中から感じ取ってほしい。
というのが、先生の願い。・・・@まあちの解釈 あってるかぁ?(汗)

写真全般、スナップは特に、何が正しいというものはなく、「いかに伝えられるか?」が重要。
ピント・露出・構図、、技術的に話せることはいろいろあるが、
好奇心旺盛に興味を持って色々なことを感じて、内面を磨いてほしいと語る。

真剣に耳を傾け写真に見入る参加者さん

写真が小さいので「ボクシング?」とも思えるが(笑)
実は、カメラアングルの説明。
初めてスナップを撮る時、自分の目の高さで漠然と撮ることが多い。
今回の提出写真にも、アングル的に惜しい写真が数点あったので、
「ハイ、軽くヒザを曲げて〜〜」と、いきなりストレッチ・・・いや、実習に切り替わったのである。(^^;

しかし、この後、小沢さんから「軽くじゃなくて、もっとやるんだよ」とツッコミが。。。(笑)
もちろん、お二人ならではの掛け合いのようなものであるが、
小沢さんのおっしゃった理由はまた後で。。
次にピックアップした写真による講評。
今回はわりとユニーク?写真が数点あった。
その一つが同じシチュエーションの違う切り取り。

まずは、ご本人が究極の選択!(笑)
その後、参加者による投票??
<投票って、、↓人が動いたのだけれど・・・(^^;
しかし、別に良い悪いを決めたわけではない。
少数派の方にも納得のいく理由(好み)があるし
多くの他の人にはどうであれ
その方にとっては良い写真なのだと思う。(^^)
次は、モノクロ編。
今回はモノトーン仕上げの方がお二人いた。

お二人とも理由をもって仕上げられたのだが、
先生曰くモノクロは、
「勘違いをすると良い写真もダメにしてしまう」
のだそうだ。
モノトーンにすることによって
色味という表現方法が制限されてしまう上、
それが別世界へいざなわれてしまうようである。
もうひとつのモノクロ仕上げ。
モデル実習に出られなかったので2枚のスナップを提出された。
ハイコントラストとワイド感の特徴をもつ作品であったが、いつになく辛口な先生。
たぶん、しっかりと受け止めてもらえるだろうということでの叱咤激励なのだと思う。
実際、講評の場ではご本人をはじめ、低調子なコメントがあったのだが、
このあとの投票では、両方とも票が入っていた。(^_^)

#写真をカメラに向けて協力してもらった♪ ありがとうございました。
「俺はぁ〜・・・これだっ」先生の投票もある。
が、、、一番楽しそうだったり・・・(笑)
良い写真を見るのは楽しいですものね♪
いよいよ、投票開始!
基本的なルールは自分以外の好きな写真に票を入れる。
客観的に見ても自分のが好き!という場合は、
自分への票も、もちろんアリである。(笑)
そして、これが、かなりシビア・・・。
それもそのはず、遠慮はないので票が入らないものもある。
一斉に出すし講評時間が入るので、そのうちどれが誰のかわからない。(^^;

票の入っているもの以外は、裏を向けられる。
非常にシビアなのだっ!

票の入った作品。残ったのは・・・・?点。
つまりその時々によっては、1点かもしれないわけだ。
票の入った作品だけピックアップされる。
その中の一枚(左)。笑顔が素敵な票の多かった作品である。
撮影者曰く、これは2回目実習の作品で、
1回目で出会ったモデルのご主人(右)を「笑えばもっと良い表情かも・・・」と思ったのだそうだ。
想像の勝利、再度足を運んだ粘り勝ちなのだろう。(^_^)


ここで、スゥ〜ッと特別ゲスト、小沢忠恭さんが入ってこられた。
「スゥ〜ッと」と言う表現は、
小沢さんの気配を消して入ろうとされたのを感じたため。
授業中なので、気を散らしては・・・
という感じで入ってこられたのだ。
今回は、ほとんどの時間を静観され、
最後の方で感想をいただいた。(^−^)


次はモデル編。
同じ人、同じ時間、同じ場所・・・。
それでも多者多様である。



こちらも力作が並んだ。
ズラリと並んだ作品は、どれも力が入っているのがわかる。
今回のモデルさんは表情によって
顔の変わる方だったが、なぜか、
提出されたものは同様の雰囲気のものが多かった。

なぜか、写真を逆さまに見る参加者さん。
実はここに、ある写真を見るコツが隠されている。
教室に参加したことのある方は
「あれねっ!」とピンとこられるだろう。(^^)
実力が赤裸々に現れる投票。→
今回は、1枚に多数票が集まったようだ。

(右)は「これは別〜」・・・
としているわけではない。
風で票紙が飛ばされそうなのを
押さえている図である。(笑)
せ〜のっ!で、一斉に指をさす。
投票で票の入ったものの中から
さらに好きなものを選ぶのだ。

↑指が乗った作品。
最初は全部で20枚弱あったはずなのだが・・・・。
静観されていた小沢さんから、
「みなさん、勝ちにいってるね」とのコメントが。。。
みなさん、難しいと言いながらも狙った目をしてましたからね〜♪

しかし、ここで、「でも、笑った顔が一つもないね」と一言。
そういえば、、とつぶやきつつ、
まあちを含め、みなさん一斉に
「ありますよー」と手元の写真を探す。(笑)

さて、どうして笑顔を選ばなかったのか??
人それぞれの理由でしょうが、一考する価値はあるのでは?(^^)
モデルを撮る時の姿勢やテクニックなど
作品を例にしながらお話をいただいた。

(右)の場面では「これはさぁ、モデルに撮らされてるぞ」と。
もちろん、ダメだという意味ではないのだろう。
「撮らされている」ことと「撮っている」ことは大きな違いだ
ということなのだと思えた。σ(^^)<あってるかなぁ。。(汗)
「軽くじゃなくて、もっとやるんだよ」という前述のくだりだが、
小沢さん曰く、「興味を持ったことを強調してみる」のもひとつだと語る。
アングルは低い方がいいかな?と思ったら、とことん低くしてみるなど
強調してみることで感じるものがより鮮明に見えてくることがあるのだと
そう、まあちは解釈をした。。。。が、ズレてたら、、、
と思うと・・・チョット書くのに勇気がいる。(苦笑)
これで、講評会終了。
まずは机を戻し、席に着く。。。

今後の開催予定の案内の後、
参加者に記念撮影の写真が卒業証書として手渡された。

今後、参加するもしないも皆さん次第。
しかし、これでバッチリ!とは誰も思っていないのであろう。
皆さんの目に、さらなる興味の光を見たような気がした。

さて、これをもって土屋教室は終了。
しかぁ〜〜し!!
今回は、土屋企画(マグロ丼企画ともいう?!)の教室最後ということで、
我が家で、「お疲れさま&感謝!」ということで
打ち上げ(合わせて新年会も(^^ゞ)を企画。
ここからは、特別ばぁーじょんとして、隠れイベントをお送りしま〜すヘ(^-^)/
もちろん、毎度あることではありません・・・アシカラズ。。。(笑)

時は5時半。
場所はとある隠れ家然としたお店。
総勢20名弱という大人数で、乾杯とあいなった。

すでにご存じのように、普段は気の向いたまま
隠れイベントに突入することが多いのだが、
今回は全員で、、ということであらかじめの予約。

ほとんどの方に出席していただけて、
なんと!小沢さんにもお出でいただけた♪(^^)
会話やお酒・料理を楽しむ場席なので
写真は少なめ。(^^;
しかし、話題は尽きず、席も交代!
思い思いの時間を過ごされていた。
Tsu-さんは写真を見るのが大好き♪(右下)↑
この時も幾人かの写真を・・・(^^)
ひとしきり、飲んだり食べたり、しゃべったり・・・。
それぞれの楽しいひと時を過ごされたと思う。
・・・いや、思いたい。<幹事としては。。。(^^;
みなさん、いかがでしたでしょうか?
宴もたけなわ、、、しかし、予定の時間は非情にもやってくる。。。
ここでまずは、「打ち上げ」はお開きに・・・。
しかぁ〜〜し!希望者はその後も延長モードに突入するのであった。(笑)
お開きのあとの、2次会。
・・・って2次会が同じ場所というもの
もしかすると珍しい?!
↑飲み会は楽しいのが一番!
でも、一応お店だからね〜〜(苦笑)
二次会は、小沢さんのテーブルに集まるか、ドンチャン騒ぐ(^^;グループに。
まるで、大人の時間と、お子ちゃま時間かぁ?!(苦笑)
まあちは、小沢さんのいらっしゃるテーブルに♪
小沢さん曰く、写真好きにプロもアマもない。
そう語る小沢さんの話は熱意が伝わり、引き込まれる。
何気ない口調でお話をされているのだが、
ご自身が思ったこと、感じたこと、経験してこられたことを、
各人の写真の手がかり、足がかりにしてもらえたら、、、というかんじの
「思い」のようなものを感じたような気がした。

さて、いよいよ、本当にお開き。。。
みなさん、いかがでしたでしょうか?
打ち上げも、もちろん気になりますが(笑)、そこはやっぱり、土屋教室!
それぞれに「おみやげ」はお持ちになったでしょうか?(^-^)

土屋先生、ありがとうございました。& お疲れさまでした。
そして、2度も足をお運びいただいた小沢さん、
生徒の一人として、貴重なお話をありがとうございました。<(_ _)>

●築地ギャラリー まあち編 ikeike編
●二宮優さんのギャラリー まあち編 ikeike編



最後に少し宣伝を。。(笑)
今回、教室に同行されていた渡辺さん(写真右)

実は4月に
「簡単!楽しい!デジタル一眼レフ(仮)」
という書籍が技術評論社から創刊されるとのこと。
タイトルは仮称ということだから、変わるかもしれないのだろう。。。
土屋さんの巻頭ページや技術講義のページが掲載される予定なので、
今回の授業参観となったようだ。
つまりは、今回の授業の内容が・・・どのように、、、?!
(・・・あ、、Tsu-さん節が。。。(^^;)

監修(なのかな?)も、ご存じのカメラマンらしいので、
まあちの周囲の方には必見!と言えるのかもしれない。(笑)
#創刊したら、このページでも宣伝しちゃいましょうね〜>渡辺さん♪
・・・ということで、出版されたのが、
「デジタル一眼レフ」
  感動写真の撮り方教えます
小林義明さん・土屋勝義さん・矢部志保さんによる
撮影に関してのアレコレが、
初心者にもわかりやすくミニ辞典を末筆に配した形で
各ステップ・ジャンル・シーンなど見やすいカテゴリで
説明されている。

技術評論社
「デジタル一眼レフ」
  
感動写真方教えます
写真・文=小林義明/土屋勝義/矢部志保
シータス編
定価 ¥
1880+税




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