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今回の会場は目黒にある
Jam Photo Gallery。
そろそろお馴染みの
目黒川近くのギャラリーだ。
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目黒通りを山手通り方面に進んだ
シンプルなギャラリーである。
目立つ場所ではないので
入口は見失わないようご注意を。
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展示は”シリーズ”としているからだろう
細い黒縁に広めの白いマット、
そして小ぶりなスクエアの
モノクロ写真が収まっている。
16点展示されており、
この会場での今までの展示の中では
一番少ない点数にも拘わらず
もっと多いような錯覚をされる方もいらっしゃった。 |
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今回は初日に伺った。
目指して来る方ばかりと思いきや!
フラリと来られる方も多かった。
私が到着した時には、外国の方と入口ですれ違い、
岡嶋さん曰く「英語しか話せなくて困った・・・」とか。
しばらくして英語が堪能な知人の方が来訪され
「もう少し早く来てくれれば良かったのに(笑)」と
冗談交じりに話されていた。
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今回の写真展で感じたこと。
それはそれぞれで鑑賞距離が変わるということ。
もっとも、私の見え方なのでアシカラズ・・・なのだが、
1mで程良い作品もあれば3mが調度良いというものもあるのだ。
今までは同じプリントサイズなら鑑賞距離は一定であっただけに
ちょっと新鮮な驚きだった。
どんな具合かというと、離れた方が良いものは
端的に言えば、近いと目が散ってしまうのである。
そのまま見続けると酔って目が回るといった感じだろうか。
左のような枝葉がワサッとした絵柄が顕著だったように思うので
私の見方や視力が原因だと思うが、
個人的には、なかなかに面白い発見!といったところである(笑)
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「房総ランド」の二作目、江戸川編。
なぜ江戸川なのだろう。
元々、地元でじっくり撮っていきたいと語っていた岡嶋さん。
そこで深掘りしたのが、房総という土地に根付いた風土である。
現在の千葉という土地は隣の都県とほぼ陸続きではなく、
それ故か独特の風土に感じ、これを背景に撮り始めたのが
この「房総ランド」というわけだ。
ではなぜ、房総ランドなのか?
それは勝浦市(千葉南東部)にあったレジャー施設
「行川(なめかわ)アイランド」に因んで名付けられたようだ。
この施設では中国南東部および台湾に生息するキョンを飼育していたが逃げた一部が野生化、今なお分布を拡大しているという。
岡嶋さん曰く、千葉(房総)が「行川アイランド化」している!
ということからこのタイトルなのだろう。
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そして、ここで”江戸川”である。
拡大するキョンの生息地だが今では柏市(千葉北西部)でも
目撃されるようになった。
そこで東京都との境となる江戸川流域を撮ってみよう
ということになったようである。
今回は彼岸花(中国大陸原産)、
第一編にあたる前写真展ではユッカラン(アメリカ大陸原産)
など帰化した植物が作品の中にある。
キョンのように野生化した「外来種」、「帰化種」を通して
房総を見ていこう!というコンセプトのようだ。
ご本人曰く、この後も○○編と続けるつもりとのこと、
乞うご期待!!である。
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キョンを追って江戸川踏破!
次はどこに向かうのだろう・・・? 東だろうか?それとも西へ?
何はともあれ長編大作の予感とともに次回を楽しみにしておこう。
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