今回の会場は東銀座のCO-CO PHOTO SALON
歌舞伎座の斜め裏手のビルの4階である。
都営浅草線 A7番出口からは、
地上に出ると目の前のビルなので
雨に濡れることも少なくて便利である。
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私は今回で2回目のレポートとなる。
小ぶりなスペースながらもストレスが少なく
気分的にゆったり見られる会場だと私は思う。 |
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会場には縦位置の額にスクエアのモノクロ写真が整然と並んでいる。
サイズも大きなものではなく、
額装も細い銀縁に広めの白マット仕様。
白壁に細い銀縁と白マット、
そこに若干ローキーなモノクロ写真という構成なので
写真だけが浮き立って、見る側にとても優しい。 |
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また、小さめのサイズで見せているのも
功を奏しているのだろう。
鑑賞距離の配慮もあるだろうが、
ゆとりあるからか写真以外の余計な情報が
入ってこないのが没頭できてこれまた良い! |
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今回の作品は自宅を中心に海沿い 2時間圏内を撮ったもの
発端は「その向こうへ」の会場で、
「写真は房総ですか?」という質問が実に多かったため。
一つだけ””ヒツジの写真”があったため
違うと判った方もおられたが、
あまりにも質問されて、たしかに似た風景があるなと
岡嶋さんは再認識されたという。
元々、地元を撮ろうと考えていたこともあるのだろう。
このコンセプトで撮っていこうと思い至ったのである。
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岡嶋作品で楽しみなのがなんと言っても階調の豊かさ。
シャドー側にしろハイキー側にしろ
自然にある微妙な違いが、当たり前に表現されている。
今回はそこにフィルムならではの柔らかさが加味され、
絵柄と相まって穏やかな雰囲気を醸し出している
しかし、階調の豊さによってなのか
リアルさを感じられ写真に引き込まれた結果、
ダイナミックな開放感を味わうといった
もはやどう言っていいかワカラン・・・という状況に陥ってしまう(苦笑)
ただ、何名かの方がため息をつきながら「引き込まれる」とおっしゃっていた。
感じ方に多少の相違はあるだろうが、私だけではなかったということだ。 |
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今回の開催は金曜日が初日。
私は週明けの月曜日に伺った。
多くの写真展ギャラリーは
月曜日が休館日ということが多い。
この日は、写真展巡りでフラリという方は少なく
目指して来られる方がほとんどのようだった。
同時期に写真展を開催している清水哲朗さんも
自身の会場が休館ということでいらっしゃっていた。
何の影響か人が同時に来訪し、
ひと時のんびりタイムとなるらしい。
来てもらえてうれしい反面、
お話できず諦めて帰られた方もいて申し訳ないと
岡嶋さんは複雑な表情で語っていた。
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チョット余談・・・。
今回の写真には鳥が多く点景で写っている。
(それを踏まえて、、、)
岡嶋さんが
「この写真にも鳥が居ますねって言われたんだよねぇ 。
居ないと思うんだけど気づいてないだけかなぁ・・・」
と話されていた。
私も最初は判らなかったが、「この辺っていってたんだよねぇ.」
の一言で発見(もしかして、、、コレ?)。
↓ど真ん中、、、なんとなく鳥に見えないだろうか?
一瞬焦点がぼけた時に鳥?と思ってしまった。(苦笑)
もっとも、件のお方の”鳥”が同じかどうか永遠の謎である。
また、房総はキョンの野生化でも有名。
ひょっとすると写真の中に見つけられるかも?!(笑)
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地元に焦点をあてた房総ランド。
皮切りといった今回の写真展、まだまだ撮り足りないという。
次はシリーズの続きだろうか?それとも違う切り口?
ワクワクしながら次回を待つことにしよう
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