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今回の会場は六本木ミッドタウンにある、
富士フイルムフォトサロン。
こぢんまりとしながらも、空間のあるスペースである。
そこにある意味では贅沢なプリントが整然と並んでいる。
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プリントはオーダーメイド銀塩プリントである
富士フイルムのARGENTO(アルジェント)。
用紙はディープマットを使用したそうだ。
理由は一見にしかずなのだが、
表現にこだわるからこその選択なのだろう。
それと、当然ながらなのだが、
このページを見て行った気分になるのは
興味のある人にとっては損をするようなもの。
あくまでも絵柄が多少わかるだけで、
その作品の空気などとても伝えることはできない。 |
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今回の来場者は、途切れることなく・・・という印象が強かった。
場所柄もあるのだろうが、来場者層も
以前の銀座エリアとはまた違った感じである。
なるほど〜と感じたのは、観光客らしき人々が訪れること。
銀座でも観光客はいるのだろうが、
来場者としてはあまりお目に掛かったことがない。
しかし、この会場では、海外の観光客も訪れやすいのだろうか、
そういう話を聞いたり、実際にも、
在住者かもしれないが外国の方も多く目にした。
また、もちろん見知ったお顔や、業界関係の方も
次々と来場されていた。
それにディングルという土地の写真ということもあり、
アイルランド大使館とアイルランド政府観光庁のWEBにも
今回の写真展と写真集の情報が掲載されたそうだ。
そのこともあってなのだろう、
写真を趣味としないアイルランド好きな方々も
たいへん多く来場されていた。
このことは、「写真」という共有枠を取り払った
多くの方々に見てもらいたいという作者にとって
非常に心強いものなのだろうと思う。
というのも、そのような方々と話す作者は
いつも以上に嬉しそうだったのだ。
もちろん、私の主観であるのでアシカラズ。(笑)
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顔見知りの方と写真談義に
花を咲かせる岡嶋さん。
今回は受付付近が居心地がいいのか(苦笑)、
このような場面はあまり見かけなかった。
でも、声が掛かればどこへでも♪
だと思う。
ただし、会場内に限るのだが。。。(笑) |
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デジ侍の面々も清水さん、吉田さん、川合さんと、次々に来場!
比較的混雑の少なかったので清水さんと岡嶋さんのツーショット。
岡嶋さんが手にしているのは、
冒頭の写真で持っている発売中の写真集の裏。(笑)
なぜ、裏を持っているかは、
実際に手にとってもらえば納得!!(ぷぷぷっ!)となるはず?!
一方、清水さんが手にしているのは、
岡嶋さんの写真展終了日の10日からオリンパスギャラリーで開催する
ご本人の写真展「BORDER〜中国・国境線を行く」の案内ハガキ。
こちらも見所満載な期待がいっぱい! |
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個人的にはアイルランドはおろか、海外に出たことがない。(苦笑)
しかし、本などで描写されるこの土地、もしくはモチーフにした設定で
心に描いていた風景とが重なる。
私は想像だが、実際に目にした人には、
思い出が鮮明によみがえったのではなかろうか。 |
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作品については、言うまでもなく岡嶋ワールドが全開。
ご当人からは、何がどうなのよっ?!
と、ツッコミも入りそうだが、
そんなのわかる訳がない!(キッパリ 笑)
ただ、私が感じたことを言葉にするとしたら、
思い出にある記憶。と言ったところだろうか。
懐かしく思い出した景色だったり、
飛び込んできた印象が今でも色鮮やかに・・・
という感じのいつ噛みしめても心地よい
そんな感じがするのである。
そして、今回の作品群は前者のように
懐かしく記憶をたどった先の風景のように感じた。
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また、今回の見所のひとつは、キャプション。
写真展というもの自体、キャプションにこだわる方は多いようだが、
今回のキャプションは、ひつじのPADDY(パディ)が主人公となり、
彼が語りかけてくれている。
ここで、「PADDYって?」と思ったあなたは是非会場で
PADDY探しも楽しみのひとつにしてみてはいかがだろうか?(笑)
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そして、アイルランド映画の翻訳家の方による英文も添えられている。
これは、より多くの方に親しんでもらえたらという
作者の思いによるものであろう。
話によると、すごくナチュラルだという感想があったそうで、
アイルランドの方をはじめ、縁のある方にも楽しめるのではないだろうか。 |
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こちらは、(ほぼ)同時発売の写真集。
デジタルフォトの編集長である福島さんからの
ラブコール(?! 笑)で実現したもの。
絵柄としては、写真展の作品群が収録さて入れていると言って良い。
ただし、「なんだ一緒か・・・」と侮るなかれ!
全国ツアーである今回の写真展は各地の会場の広さが異なるため
特に東京会場では出展数が少ないのである。
また、それぞれにあった見せ方にこだわりを持つ作者ゆえに
写真展の作品と写真集ではまた雰囲気が異なるのである。 |
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会場での購入したものは、岡嶋さんのサイン入り。
ひとつひとつ、丁寧にサインをされていた。(左)
そして、サインとともに押されるのが右の浮き彫りになったスタンプ。
サインだけでも違うのだが、スタンプに気が付いた時、
なんだかすごく特別なものを手にしている気がした。(笑)
ちなみに、これはアマゾンや書店などですでに購入済みの本を
持参しても書いて(押して)もらえる。
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写真集のコンセプトとしては
女性に手にとって欲しいというのが作者の希望だという。
どうしても写真集となるとお堅くなりがちなので、
カジュアルにおしゃれに手にとって、、、
また絵本のように楽しんでもらえたら・・・という感じなのだろうか。
たしかに、PADDY目線の路案内は
読み聞かせる母子をも想像させる雰囲気がある。 |
昨年に引き続き、大盤振る舞いの絵はがき。(笑)
写真展案内の他にも、通常のものもある。
自由にお持ち帰りができるので写真集とともに記念にされる方も多かった。
また、今回の展示で一番人気は上の親子。
昨年の人気だったものもハガキになったのであるいは今回も??!
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写真集の見本は、会場のソファーや、受付にある。
老若男女、多くの方が手にとっては長く見入っている姿を
ふと気が付くとよく目にした。
そして必ずと言っていいほど
購入希望の方の声には迷いがなかった。
思い入れ方はそれぞれ、でも大切な一冊になるのかもしれない。
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この日は初日。
とある縁で、目黒にあり作品が飾られている
アイリッシュパブSeamus O’hara (シーマス オハラ)にて
オープニングパーティが行われた。
このパーティは、一般的なセレモニーではなく、
公開されたパーティ。(笑)
んん?!公開?と思われる方も居るかもしれないが、
事前に岡嶋さんのHPにて告知されていたもの。
そのため業界の方はもちろんだが、
ご本人の友人やパブの常連さん、
時にはそれまで飲んでいたお客さんが
じゃあ、参加させて!と総勢50名ほどが集まった。
様子としてはいわゆる内輪のパーティ的な
アットホームな感じだったのだが、
それで50名が店内に集まったのはすごかった・・・。
これも、ご本人の人徳なのだろう。(^^)
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アイルランドをライフワークの一つとして決めたという作者。
次はどんな風景を見せてくれるのだろうか?
そんな期待を抱かせる空間でもある。
今回は、PADDYという相棒を得て、お茶目さを出しつつも、
懐かしく、切なく、温かく、やさしい空間がアイルランドの風を運んでくるようでもある。
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今後の予定は以下の通り。
大阪・福岡・仙台・札幌の順に全国を回るそうだ。
お近くの方などは、ぜひ本物のプリントをご覧あれ!
会期: |
2008年5月23日(金)〜29日(木) |
場所: |
富士フイルムフォトサロン大阪 |
開館時間: |
10:00〜19:00
最終日15:00まで |
休館: |
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交通: |
地下鉄御堂筋線「本町」駅下車 A階段(最も梅田寄り)1番出口から徒歩約2分
(御堂筋を車の進行方向と反対方向に向かって歩きます) |
住所: |
大阪府大阪市中央区備後町3-5-11 富士フイルム大阪ビル1F |
電話: |
06-6205-8000 |
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会期: |
2008年6月17日(火)〜28日(土) |
場所: |
富士フイルムフォトサロン福岡 |
開館時間: |
月〜金曜日9:00〜17:30 土曜日9:00〜15:00 |
休館: |
日曜・祝日・隔週の月曜日 |
交通: |
JR博多駅 |
住所: |
福岡市博多区住吉3-1-1 富士フイルムビル1F |
電話: |
092-541-1200 |
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会期: |
2008年7月11日(金)〜16日(木) |
場所: |
富士フイルムフォトサロン仙台 |
開館時間: |
10:00〜17:30 |
休館: |
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交通: |
● JR「仙台駅」下車徒歩約15分 ● 地下鉄南北線「勾当台公園駅」下車 南3番出口より徒歩1分 |
住所: |
宮城県仙台市青葉区一番町4-6-1 仙台第一生命タワービル1F |
電話: |
022-265-5330 |
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会期: |
2008年8月8日(金)〜13日(木) |
場所: |
富士フイルムフォトサロン札幌 |
開館時間: |
10:00〜18:30 |
休館: |
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交通: |
JR札幌駅 |
住所: |
北海道札幌市中央区北三条西三丁目一番地 札幌北三条ビル1F |
電話: |
011-241-7366 |
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