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昨年に続き、今回の会場も水道橋にある
「アップフィールドギャラリー」。
こじんまりと2空間に分かれた空間である。
落ち着いたほどよい空間には
ほんの少し大きめの写真が13点。
ゆったり穏やかに並んでいる。 |
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点数を増やすこと自体は
物理的には可能なのだろうが、
この13点でゆったりと見られることで、
現地の空気感もが伝わってくるようだ。
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西アイルランドのコネマラ地方。
そこは、不毛な海岸地域と形容される荒涼とした土地なのだそうだ。
そんな中に、アイルランドらしい美しい原風景を作者は見たという。
土地を愛し、馴染み、根を張り、
長年にわたって紡がれ営まれてきたものが、
美しい原風景も、大切に育んできたのだろう。
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少しアンダーめに仕上げた風景は
少しもの悲しい雰囲気を持ちつつも、
したたかで、しなやかな旋律と、
大地をガッチリとつかんでいる岩のような
頑固さを併せ持った雰囲気を感じた。
言葉にするとなんとも複雑だが、
一言ではあまりにも足りなすぎるのである。 |
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今回は中判での撮影ということもあってか、
会場に対し若干大きめのサイズで構成されている。
本来ならば大きい分、鑑賞距離が必要となるところだが、
解像感を重視した仕上げと少々低めに設置することによって、
多少近い距離でも十分に楽しめる工夫がなされている。
私の感じた感覚でいえば、
車窓だったり家の窓から眺めている・・・といった感じだろうか。
ただし、あくまでも主観なのであしからず。(苦笑) |
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今回の図録。
部数限定で1000円にて販売されています。
会場には見本誌が置いてありますので、
ご希望の方は会場の方へお声掛けを!
・・・・とのことでした。(笑)
もちろん私もゲット♪
写真印刷のこだわりとクオリティは相変わらずの高さです。(^-^)
薄めの冊子なので、お持ち帰りの際は”折れ”にお気をつけを!!
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久々のアイルランド写真展。
ディングルとはまたひと味違った風景があった。
少数精鋭といった空間には、古くから根付く文化とともに、
大切にされてきたであろう美しい景色からのコネマラの空気が満たされている。
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