小林 義明写真展
「いのちの景色ー北の大地からー
撮影記
会場の撮影は許可をいただいて、掲載しています。
小林義明さんの写真展に行ってきました♪
小林 義明写真展「いのちの景色−北の大地から−


会期:2012年1月26日(木)〜 2月1日(水)
場所:ポートレートギャラリー
開館時間:10:00〜18:00 ※最終日は14:00まで
休館:年中無休(但しゴールデンウイーク、年末年始を除く)
交通:■JR「四ッ谷」駅 四ッ谷口徒歩3分
   ■丸の内線「四ッ谷」駅 1番出口徒歩5分
   ■南北線「四ッ谷」駅 2番出口徒歩3分
住所:東京都新宿区四谷1-7 日本写真会館5階
電話:03-3351-3002


当初は、様々な生き物の「生命力」を景色と共に描きたいと思っていたこのテーマ。
しかし、写真一枚では伝えきれないことにもどかしさを感じ、
悩んでいたところに舞い込んだひとつの誌面連載。
そのスタイルが、伝えられなかったことを表現できる方法かも!ということで、
今回の写真展が試行錯誤の第一歩。。。となる。

 
 
会場は、四ッ谷にあるポートレートギャラリー
1階に本屋さんが入るビルの5階である。
入り口は一見、普通のビルのエントランスなのでご注意を。

会場内は、空間的にはちょうど良い感じの
比較的開放的な空間である。
ただし、その空間には60点もの同寸額の写真が
文字通り整然と並んでいるから、
ちょっとばかり圧倒されるかもしれない。(笑)

  
今回の写真展は、今までとはちょっと違ったスタイル。
写真とエッセイで一作品となる。
写真の下には、それにまつわるお話が
少しばかり読み応えのあるボリュームで書かれている。

どうしても展示のかっこよさ優先となるので小ぶりな表記となり
読みにく〜〜い!!という声もチラホラ聞こえてきたが、
そこは全体の雰囲気も楽しめるようご協力を!!
ということなのだろう。(笑)
「天眼鏡を用意しとく?(笑)」と、
歓談するご本人の言葉が聞こえてきたので
もしかすると、今後は用意されているのかも?!(^m^)
ひとつの写真にまつわる、
撮影時のものがたりや、生き物たちの背景・生態。
切り取った一瞬ではとうてい語れない、
でも、伝えたい事柄がエッセイに詰まっている。

写真だけでは、失礼な表現になるのかもしれないが、
誇張していえば、ただただ「可愛い」「きれい」「かっこいい」etc...
写真から見て取れるだけの表面的な感想を抱いてしまう。

しかし、エッセイを読んでみると
「なるほどねっ」とか、「はぁ、、、(感嘆)こんなに可愛いのにねぇ・・・」とか
納得とともに別の感情に灯がともり、同じ写真でも別の空気が混じり合う。
そんな写真と文章がセットとなったスタイルである。

   
  
この日は午後からお邪魔していたのだが、
会場に人がいないという時間がなく、
人のいない全景写真を撮るのを諦めてしまった。(^^;
ひとつには、いつものように「写真を堪能!!」・・・だけでなく、
エッセイもじっくり読むという時間がプラスされる。
よって、滞在時間ゆっくりペースだった方が多かったのかもしれない。
そして、点数が60点と見応えのある数なのも、
ゆっくりペースの理由のひとつだったかもしれない。

皆さん、熱心に見られていたのだが、
エッセイを読む時はやや中腰気味。。。
どこからか、見終わった方の一言が聞こえてきたような来ないような・・・
「あーー、しんどかった(伸びっ)」(笑)


ご本人もいろんな方の感想を聞きたくてウズウズ。
来場者の様子をそっと見守りつつ会場内を動き回っていた。(笑)
話し始めると、情報交換をしたり、作品の説明をしたり、
会話することを楽しんでいた様子。
また、こういう場所には
お久しぶりな知り合いが来ることも多いようで
いろんなお話に花を咲かせていたようだ。(^^)
  
  
今回の写真展の切っ掛けとなったのは「風景写真」での連載である。
このようなスタイルは初めてだったのだろうか、
それとも、悩んでいたところへの光明だったのか・・・。
何にせよ、今、自分が伝えたいと思うことを表現するすべだと
考えが固まっていったようである。
進めてきた連載分を含め、新たに書き足した作品たちでの写真展である。

目を引くのは、絶妙な題名となんともかわいらしい(笑)表現である。
全部が全部というわけではないが、容姿に似合わず(?!)
なかなか想像豊かなロマンチストさんなのである。(^m^)
とはいえ、甘ったるい表現という意味ではなく
おそるおそる読む必要はないのでご安心を。(笑)
もちろん、自然の厳しさ・強さなど
かっこよくまじめに語っているものもあるので、
全体的には、バランスが取れているのだろう。
↑エピソードをひとつ。
ネイチャーガイドの方と二人、森を歩いている時のこと。
北海道では珍しいエゾタヌキと遭遇した。
驚かさないよう後を追っていったところ、見失いようもない場所で姿を消した!
驚きつつも探してみると、ようよう見つけることができた。
雪解けの木の根元に張り付くようにして身を潜めているのだ。
木と同色なうえ、少々近づいたところでピクリとも動かない・・・。
これではなかなか発見できないはずだ。
昔も同じようなことがあって化かされるというようになったのか?
そんなところからか、題名は「変化の術」である。(笑)


   
チャレンジの第一歩。
北海道を舞台にしたメッセージの片鱗を見たような気がする。
「片鱗」とするのは、ご本人が「まだまだこれから」と語ったゆえに。
見る側も「まだまだ」ということだ。
人が気持ちを語るとき、いろいろ言葉をつくすように、
より伝わる表現でメッセージを受け取っていくことだろう。
次の写真展でどのようなメッセージが聞こえてくるのかが楽しみになった。

最後に、写真展のお知らせ。
今回の写真展終了と同時に、御徒町のフォトギャラリーUCにて
「いのちの景色 タンチョウ物語」が開催される。

会期: 2012年2月1日(水)〜 2月29日(水)
場所: PHOTO GALLERY UC
開館時間 10:00〜18:00
休館: 土曜・日曜・祝日休館
交通: ■千代田線「湯島」徒歩1分
■銀座線「上野広小路」徒歩3分
■大江戸線「上野御徒町」徒歩3分
■JR(山手線・京浜東北線)「御徒町」徒歩7分
住所: 東京都台東区上野1-15-10
電話: 03-3834-7641
FAX: 03-3833-7960

 

  

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