小林 義明写真展
「しあわせの時間(とき)
撮影記
小林 義明さん編
内部の撮影は許可をいただいて、掲載しています。
デジ侍の一人、小林義明さんの写真展に行ってきました♪
小林 義明写真展「しあわせの時間(とき)

   期間:2006年09月01日(金)〜09月14日(木)
      月〜金曜日9:00〜19:00、
      土曜日10:00〜18:00、日曜・祝日休館
       
最終日15時まで(入場無料)
  会場:有楽町スポットフォトサロン
      東京都中央区銀座西1-2先インズ3隣
      スポットフォトサロン
      TEL03(3563)1221・FAX03(3561)7305
      JR 有楽町駅 徒歩2分
      地下鉄有楽町線 銀座1丁目駅下車 1番出口 0分


結婚挙式にために訪れたところの写真展。
傍目には結婚記念写真展?!とも見えるのだが(笑)
ご本人の心境、現地の環境が相まって、こと都会人が置いてきてしまった
穏やかでゆるやかな、「しあわせの時間」がそこに見えたという。

オープン初日。
こぢんまりとしたスペースの中、
観覧者で賑わっていた。
その中に馴染みの顔を発見♪
いうまでもなく、この(←)お顔・・・で、ある。

ご結婚後初めて会うのだが、
どこかしら、精悍さと丸みが
より一層ついたような。。。?
ただし、丸いのは体つきではないことを
付け加えておこう。(笑)

 
写真展の会場は、「スポットフォトサロン」。
前回の写真展と同じ会場である。
さほど大きくはないスペースではあるが、
作品から発せられる大らかな気のせいか
心に感じる空間は南国の海辺のように広く感じられた。
 

初日ということもあるのか、終始、人の出入りが絶えなかった。
作品はすべてデジタルでの撮影であるが、
フィルムにも似たプリント仕上げも手伝って
色や空気感への賛辞の声があちらこちらから聞こえてきた。

今回は場所柄もあって空と海が印象的なものが多く、
青の質感がより作品の魅力を引き出していたようにも感じたのは
私だけではなかったように思う。
↑→
「うまく、伝わるかな・・・」と
期待半分、心配半分な小林さん。(笑)
笑ってしまうのは「そーんな心配することないでしょ!」
と思うからなのだが、十人十色であることも事実。
作者としては、良いも悪いも気になるところなのは
とてもよく分かる心境である。
写真展などの作品の中には、
HP内にあるDIARYに掲載されたものもある。
DIARYでは小さな雰囲気の写真であるため、
ときどき「う〜ん、もっとよく見たい!」となるのだが(笑)
それが大きな写真で見る事ができた時は、
なんだかスッキリとした気分なる。(笑)

ちなみに、このカニの手前には穴が掘られているらしい。(笑)
今回の写真展は、本人曰く、
「ちょっといつもと雰囲気の違う写真展」なのだそうだ。
たしかに、作者と既知の来場された方の多くが
「いつもとは、また違って・・・」などと話されていたが、
なぜか私には、最近の
ホッとするいつもの写真に見えた。
マクロ撮影で定評があるためか、
ある種のイメージというものがあるのだろうし、
今回は純ネイチャー以外のものもあるため、
違った雰囲気にも見えるのだろうか?

しかし、なにがというわけではないが、今回は特に、
「あぁ〜、、らしいね!」と思える作品達に感じた。
もちろん、固定観念を持っているとかいうわけではなく、
なんとなく、この表現がピッタリ♪なだけである。(苦笑)
今回の写真展の根底にあるのが、作者の転機でもある結婚。
奥さまも写真を撮る方なせいもあってか
新婚旅行=撮影旅行にもなっていたようだが(笑)
写真の中にもふんわりとした”しあわせ”が鏤められていた。
そのしあわせは決して二人のラブラブな心境だけではない。(・・・と思う 笑)

共に歩み、守り、支え合うパートナーというものを得たことによって
地球の恵むしあわせへの感受がより一層広がった、、、というところだろうか。
また、北海道への移住も決め、結婚のみではない人生における
”大きな一歩”の重みも、今回の作品に大きく影響しているのだろう。
じつは、今回の作品は、目的を作らず、気の向くまま、
思いの向くままに撮影したものだそうだ。

構成も重んじる人にとっては、撮る前から必要なカットを考えるという。
が、今回作者は、新婚旅行ということもあるのだろうか(笑)
何に縛られることなく、好きなように撮って来たらしい。
しかし戻ってから写真を見てみると、伝えたいことに必要な写真が
過不足なく揃っているということで今回の写真展に至ったという。
これも、普段から構成を意識する作者だからこそ
無意識にもなせるワザ(?笑)なのだろうか。
来場者の開口一番の声で多かったのが、
「案内の写真(このページTOP)は奥さまですか?」であった。(笑)
私も、ご多分にもれず、同じ事を聞いたら、
「ちゃんとキャプション読んでよー」と、一言。(苦笑)


こちら(↓)は、ご本人からのネタ提供(笑)
さて、どこかおかしいのだが・・・?ヒントは「しあわせの”
時間”」。
これは、初日のみの発見!で後日差し替えられるとの事である。


 

フィルムユーザーの方々だろうか。。
来場者の何名かが、「なんの現象だろう?」と
興味津々で囁いたり、質問をしたりしていた。

現象とは、、、トーンジャンプである(苦笑)
デジタルでの撮影はどうしても階調の幅が狭いため
色飽和やトーンジャンプが起こりやすい。
時には表現したい部分を活かすと、
どうしても無理が出てしまうこともある。

そんな場合、フィルムで撮るという選択肢も、もちろんあるのだが、
デジタル撮影の場合では、取捨選択のしかたによっては
印象がガラリと変わってしまうこともあるので、
思いをうまく伝えられるかどうかは、作者の腕次第ということなのだろう。

お知り合いの方とお話されている時、
「アンシャープマスクとかしているの?」という問いがあった。

作者曰く、
一歩違えば、いかにもデジタル!となるので、
普段からあまり撮影後には手を加えないとのこと。
たしかに、行き過ぎたシャープ感は、
すでに写真ではなく、「画像」に見えてしまう事が多い。

この写真は「この方がフィルム伸ばしたっぽいかな?」と
作者が仕上げたということだが、
その選択が、意図的か無意識か、、
全体のノンビリとした大らかなムードに似合っていたように思う。
そして言わずもがな、決して”ピントのない写真”ではないことを
誤解の無いよう、念のために付け加えておきたい。
色の階調など一般的には是としないのであろう部分を持つ作品も今回は展示されている。
これらは、ある程度のデジタルユーザーであれば、多少なりとも目を引く事柄なのだろうが、
あまり違和感を感じさせない全体の雰囲気などから、作者の「写真(想い)を見て!」というメッセージが感じられた気がする。

普段は「写真は感じるもの」と思うので、あまりこの手の事は書かないのだが、
これを踏まえた上でも、全体の雰囲気に流れや広がり、ひいては、作者が感じたであろう
風や香りまでもがふっと感じられた気がするので、あえて書いてみた。
この写真展という幾枚もの風景によって創り出された空間は、画質ではなく、全ての作品を通しての想いで織り上げられたからこそ、
一枚では伝えきれないものも昇華されたのではないかと思う。
また、私自身「写真は感じて楽しむもの」と思うので、みなさまの先入観になってしまっては本末転倒・・・。
画質云々にとらわれず、それぞれに作者(作品)との会話を楽しんでいただければ幸いである。
 
今回も、侍2人のツーショット♪
土屋さんは、この日お仕事だったそうだが、
初日には、(小林さんが)いるだろうということで、
滑り込みダメ元で駆けつけて来られた。

土屋さん曰く、、、
仕事で疲れたから癒されなければ〜〜!!
と、飛んでこられたらしい。。。(笑)
今回の写真展は、色々な意味でリラックスした写真というところなのだろうか。
心境的、時間的、環境的に伸び伸びと開放的に、心の底から楽しんだ風景が
会場いっぱいに広がっていた。


 

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