小林　義明写真展 「富士の気配ー水の育む命ー」 撮影記

小林　義明さん編 内部の撮影は許可をいただいて、掲載しています。

	小林　義明写真展「富士の気配−水の育む命−」 　　　期間：2007年03月01日（木）〜03月7日（水） 　　　　　　月〜土曜日9：00〜19：00 　　　　　　最終日16時まで 　　　　　　日曜・祭日休館 　　　　　　　 　　会場：キャノンギャラリー銀座 　　　　　　東京都中央区銀座3-9-7 　　　　　　TEL03-3542-1860 　　　　　　JR　都営地下鉄 東銀座A7、A8出口より徒歩1分 　　　　　　東京メトロ／都営地下鉄 東銀座A2出口より徒歩2分 　　　　　　東京メトロ 銀座駅A12出口より徒歩2分
■ キャノンギャラリー札幌：3月26日（月）〜4月6日（金） 　　　9:00-17:30（最終 16:00まで)　日、祭休館 　　　札幌市北区北7条西1-1-2　SE山京ビル1F 　　　(011)728-0665 ■ キャノンギャラリー梅田：5月10日（木）〜16日（水） 　　10:00-18:00（最終 16:00まで）　土、日、祭休館 　　　大阪市北区梅田3-3-10　梅田ダイビルB1F 　　　(06)4795-9942

現在は北海道在住となったご本人。
それまでは、富士山の”ふところ”と呼んでもいいであろう場所にお住まいがあった。
富士山やその周辺までは散歩道といった環境の中で撮り貯めた作品たちが今回の主役となっている。

今回の写真展会場は、「キャノンギャラリー銀座」。 長方形でおうとつのない４面を使用した空間が広く感じられるスペースである。 このスペースに同寸の作品がその点数の多さを感じさせないくらいゆったりと、 しかし小気味良く展示されている。 また中央にローテーブルがある程度で遮るものがほとんど無い空間なので、 長辺の壁面などはカッコ良く壮観な眺めである。
今回も初日にお邪魔したのだが、今までにない盛況ぶり！ いつもであれば潮の満ち引きのように 一息つける瞬間があるのだが、 今回は、文字通り途絶えることなく来場者が後を絶たなかった。 また、その盛況ぶりに 会場の外を通りがかった方が 興味を引いて来場されるという場面も・・・（笑） 　　　 　　 　　　 写真展名の「富士の気配」。 前回までの都会、庭と続き今度は「散歩道」の風景。 その中には存在を誇示する富士山がある。 しかし、今回の写真展では富士山そのものではなく、 富士山を中心としたさまざまな自然にクローズアップされている。 そのテーマの中心に存在するのが、富士山によってもたらされる”水”。 生きとし生けるものすべてが水によって生かされている。 たぶん、そう言ってしまっても過言ではないのだろう。 その中でも富士山からのきれいな水によって 育まれた樹海をはじめとする美しい自然は 富士山そのものの魅力のひとつとも言えるのだろう。 会場では、小さな命から雄大な風景までいろいろな作者の視点が切り取られている。 　　　 　　 　 来場者の楽しみのひとつに挙げられるのは作者との歓談。 話題はさまざまであるが、多くの方の目には 興味津々！の色が浮かんでいた。（笑）
	「ナマ小林先生を一枚！」（笑）と記念の撮影をされる来場者。 「一緒に一枚お願いします♪」と、アイドル並みの時も・・・（笑） アイドルというにはいささか・・・ではあるが（笑） 会場などで憧れの声を聞くことは多い。
来場者の中には、作者の知り合いプロカメラマンも。。。 この日は、清水哲朗さんと秦　達夫さんが夕方に来場♪ とかく忙しいプロカメラマン。 しかし、本当は写真大好き！ いや、、だから本業にしている方が多いわけだが。。（笑） そのせいもあってか、会場でお会いするときは、 いそいそと♪という表現が似合う。（＾＾）ｂ だが、写真を見る時には やはりスイッチが入るのだろう。 楽しみつつも、作者に対しての真摯な敬意を 他の写真展でもいつも感じる気がしている。
そして、非常に珍しく揃ったプチデジならぬハーフ侍。（笑） どなたも多忙な面々である。 たぶん、示し合わせても うまく集まれることはないのではないだろうか？ 本当なら、たかはしさんは今頃ＮＹの空の下だったそうなので まさに奇跡！・・・は大げさでも（笑）奇遇の４ショットである♪ 左から 清水哲朗さん、小林義明さん、土屋勝義さん、たかはしじゅんいちさん
相変わらず、慈愛に満ちた空間であるが、心地よい空気のメロディと共に 作者から、そして被写体からの多くのメッセージが詩（うた）を奏でている。 やさしさに溢れている中にも、謎解きのようないたずら心のような、そんな気配のする空間でもあった。
３月３日（土）１９：３０〜 ギャラリートークショーはこちら