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今回の会場は両国にあるピクトリコ ショップ&ギャラリー。
国技館正門の道路向かいのビルなので
改札を間違えない限りは道に迷うことはないだろう。
ただ、入り口が少し奥まっているので、
まずは写真展の案内看板を探してみると良いかもしれない。
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エレベーターで5Fに上がると目の前にガラス張りのドアがある。
そのドアを入ったところが写真展会場だ。
入り口から見て横に長いの部屋が
白壁のスッキリと落ち着いた雰囲気に調えられている。
広い空間とまでは言えないが、それなりの人数が滞在しても
窮屈感があまり無い不思議な空間である。
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リニューアル後、初の写真展ということもあり
ご本人は、なかなかにテンション高めだったらしい。
本職さんの飾り付け作業を
段階を追って撮影しようとウキウキ構えたら・・・
流れるようなスピードで終わってしまったとか(´д`)
会場でとても残念そうに語っていた。 |
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会場には大小の作品がリズムを刻むように並んでいる。
柱のある変則三面に飾られているのだが
順路 二面目となる最奥に大きな画が一点だけ飾られており
これが一拍の休符となって、自然で”気づかせない転調”が
見事に行われているように感じた。
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しかし、あまり間を置かず
続々と来場者が!
結局、私がお暇を告げるまで
途絶えることはなかった。
場所柄、
目指して来る人ばかりだと思うので
如何に”清水ファン”が多いことか!!
ということである(ウンウン)
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今回お邪魔したのは2日目。
会場に着いた時は、
来場者は清水さんとお話されいたお一人だけで、まもなくお帰りになられた。
「初日は引っ切りなしだったけど、今日はこんな感じ。」と心なしかゆったりとした雰囲気の清水さん。
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今回の作品たちはモンゴル 南ゴビの動物や風景をまとめたもの。
モンゴルに通うきっかけとなったユキヒョウを
いよいよ、本格的に撮り始めよう!と、はじめの一歩を踏み出したのだ。
ドキュメンタリー作品のイメージがある清水さんだが、
日本の動物園でユキヒョウに魅せられて、自然の姿を撮りたい!
と思ったのが現在に至る発端だそうだ。
しかし、当初の自分では見つけることすらできず到底かなう望みではないと、
まずはモンゴルに慣れることから・・・と多角的に撮り始めたという。
それから早、20ン年。
心に余裕ができてきたと感じた本人は再び原点を歩き始めたのである。
しかし、まだ撮り始めたばかり。たぶん感覚を掴んでいる段階なのだろう。
ご本人曰く、「今回は動物たちの紹介ってところかな」だそうだ。
たしかに「どこに居るかな?探してみよう!」的な絵柄も見受けられたが、
来場者は探すのを楽しんでいるような雰囲気で観覧されていた。
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右の作品が念願だったのユキヒョウ。
今回はたった100m先でイチャイチャと
「二匹のセカイ」だったという(笑)
半年して子供が三匹生まれたそうだが
ちょうどコロナ禍で飛行機がなく、
悔しい思いをしたそうだ。
ちなみにこの撮影時の気温は
マイナス20度超え。
清水さん曰く、
「写真に寒さ・暑さは写らない・・・」
つぶやき加減がなんとも過酷を強いられる苦労を忍ばせていた。 |
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下の写真は一番大きなサイズの作品。
会場を見たとき、ここにデカいのをひとつ!
と即座に思ったそうだ。
どれだけ大きいか!ということで
清水さんに立ってもらった。
今回の作品は風景に紛れる動物たちが多い。
そのせいか、「これもどこかに居るの?」と
探す気満々!な方が少なくなかった(笑)
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それから今回の写真展の直近に撮ったのが
ページTOPにあるヒゲワシの写真。
抱卵のタイミングに合わせて
今年の1月に撮りに行ったとのこと。
粘ってねばって、、、夕刻 陽が当たる所へ
いい感じに出てきてくれたそうだ。
TOPは作者近景に数枚撮らせてもらい、
たぶんお互いに「タイミングずれた・・・」
と思った写真なのだが
「イェ〜イ、撮ったぞぉ!」と
はしゃいだ心の声が聞こえてきそうで
一番撮った時の気持ちを表しているような
気がしたのでチョイスした。(笑)
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清水さんの写真展で楽しいのがキャプション。
中でも来場者の笑いを誘ったのが、以下の三枚組である。
会場の閲覧順が右からなので是非その順で見てほしい。
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めっちゃ見てる |
見てる |
見てる |
これが「写真を見て、キャプションを読んで」を繰り返すと、
皆さんツボにハマってしまうらしい(笑)
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今回のプリント紙は「ピクトリコプロ・ファインアートスムーズ」
無光沢の用紙なのだが、今回の作品にめちゃめちゃマッチしていた。
元々デティールがしっかりときれいに出ているからこそなのだが
プリントすることで風合い?とでも言えばいいのだろうか
例えば左のフクロウなど思わず触ってしまいそうになるほどの
羽のモフモフ感や、ぬくぬくさが伝わってくるのだ。
なんとかここでも伝わらないものかとアップで撮ってみるなど
意味の無い努力をしてしまうほどに。(苦笑)
あと、前述のキャプション、、、こういうことである。(ジィィィー 笑)
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会場には、おまけコーナーも併設。
2Lサイズの額装写真である。
写真展のアナザーカットをラインナップとしているようで
こちらもネイチャー風景となっている。
写真を気軽に飾って楽しんでもらえれば、、、と
小さなサイズ(2L)を作ってみたそうだ。
たしかに2Lなら・・・というお家はあるかも。
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原点に戻っての第一歩
短くはない年月をかけて己を磨き、満を持して歩き出したのだろう
優美な彼の者と多くの邂逅があらんことを
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