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会場は、オリンパスギャラリー東京。
最寄りの小川町駅から地下道を通り、
エレベーターで上がると目の前である。
ビルの入り口左にはカフェがあり、
右側にはショールームなどがある。
お目当てのギャラリーは
入り口を入って少し奥の左手である。
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ゆったりとした空間の中央にだけソファー。
大きな写真でも十分に距離を取って
楽しめるスペースとなっている。 |
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会場には、同サイズの額が並ぶ中に、
迫力のある絵柄の大きな額がひとつ。
重厚感のあるモノクロ仕上げに木調の額が
優しいエッセンスを添えている。
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自他とも認める雨男の清水さん・・・・。
やっぱり、この日も雨だった。(笑)
しかし、荒れ模様の予報にも拘わらず、人が途切れることはなかった。
昼からお邪魔したのだが、人の居ない会場全体の写真が撮れたのは、
一方向からのワンチャンスだけ。
それですら、来場者が画角外になった瞬間だった。
午前中も同様だったそうで、
いつも来場者の方々と真摯に向き合われる清水さんは
いっ時も会場を外されなかったようである。
来場者の多くは滞在時間も長く、一通り見た後にあっちにこっちにと
楽しまれていたようだ。
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タイトルの「BURGED(ブルゲッド)」はモンゴル語でイヌワシ。
今から12年前、イヌワシを扱う鷹匠に興味をもったことからの縁で、
彼らと出会ったそうである。
ツァンバガラウ山脈の麓で遊牧生活をする兄弟である。
彼ら家族を中心とした暮らしの変遷が綴られている。
少しラメ感のある紙でモノクロに仕上げた作品は、
鮮やかで色彩豊かであろう物も、
あるがままの本質を映し出しているように思えた。
また、彼らの営みの中に入り込んだ、
活き活きとしながらも感情に左右されることなく映し出された
穏やかでニュートラルな作品たちが並んでいる。
時代の流れというものが良いにしろ悪いにしろ、
変えようのない事実でありそれが現実。
ということだろうか。
少しアンダートーンのモノクロはカラーで撮ったものを
フィルムを意識しつつ、ご本人のこだわりで焼き込みなど丁寧に仕上げたもの。
どこかしら、”記録”というより”記憶”
と言った方がしっくりくるような温かさが感じられる。
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会場 中央ソファーには
清水さん宛のメッセージノートが用意されている。
ご本人と会場でお話出来る機会もあると思うが、
ここはひとつ、ぜひメッセージも!
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長い年月を通い続け、見続け、受けとめ続けた事実。
彼らはこれからどの様な道程をゆくのだろうか。
それもきっと今までどおりに事実を事実として見続けていくのだろう。
彼らとの友情を育みつつ、時代の記録者として。
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