清水 哲朗写真展
「ひだまり ver.1.02」撮影記
清水 哲朗さん編
内部の撮影は許可をいただいて、掲載しています。
デジ侍の一人、清水哲朗さんの写真展に行ってきました♪
清水 哲朗写真展 「ひだまり ver.1.02」

開催期間 2007年3月8日(木)〜21日(水)
開催時間 月〜土曜日11:00〜19:00 (最終日14:00まで)
定休日 年末年始・日曜日
開催場所 フォトエントランス 日比谷
  東京都千代田区有楽町1-1-2 日比谷三井ビルディング1F
  JR「有楽町駅」下車 日比谷口より徒歩3分
  地下鉄日比谷線 日比谷駅 A5出口より徒歩1分
  地下鉄千代田線 日比谷駅 A12出口より徒歩3分

Tel.03-3500-5957

デジ侍のひとり、清水哲朗さんの写真展。
前回のバージョンアップ版です!!

今回お邪魔したら、会場の隅っこに、清水さんがポツンと座っていました。

・・・というのは、ご本人の演出。(笑)
前回はドドーン!登場したから今回は〜と
来場者が引いたタイミングを見計らってカシャリ。(^−^)
会場は、明るめのリビングといった空間。
もちろんソファーやTVなど
くつろぐための家具などはないのだが、
比較的こぢんまりとした空間に、ほどよく明るい照明が
ここちよくくつろげる空間を作っている



  
ただ、この会場のビルは
宝塚劇場、日生劇場・日比谷公園など
近くにランドマークが多いものの、迷いやすいという声も聞く。
私自身は、ビル自体は簡単に探せたものの、
ビル内で少し迷ってしまったので、ご注意を。(苦笑)
ビルに入ったら、”宝塚・日生劇場寄りの会場”と覚えておくと
もしかするとわかりやすいのかも・・・?!


ビル内の会場入り口はこんな感じ。(→)
「こちらへ、どぉ〜ぞぉ〜♪」
とばかりに、ポーズをつけてもらった。(笑)


  
 
 
今回も、続々と来場者がいらっしゃった。
初日の写真展は、一般の方も多いのだが、
プロカメラマンや業界の方も多い。

今回も、同じ方を師匠に持つ佐々木啓太さん、
デジ侍のたかはしじゅんいちさん、
同じく、土屋勝義さんが、
忙しい仕事の合間をぬって来場されていた。


←「あれってさぁ・・・」と、たかはしさん。
  「あれはですねぇ、、、」と、清水さん(笑)
同じ写真家というよりも、同じカメラ好きとして
話題に尽きないらしい。。。(^_^)



  
今回の写真展は、前回に引き続き「ひだまり」がテーマ。

前回の写真展で心のひだまりが広がったという作者。
今回はその第一歩を踏み出した直後と言えるのだろう。
”ver.1.02”という微妙な数字からみて(笑)
「ん〜〜、こんな感じかい?!」と、
心の自分と確かめ合いながらの一歩だったのだろうか。


密かに私のお気に入りの場所。(笑)実際に立つと奇妙な錯覚が・・・

今回の作品群は、前回のものに「プラスマイナスα」。(笑)
単純な写真展の移動のようにも聞こえるが、実際にはそうではない。
手探りの印象のあった前回の作品群を
より心に描く印象へと選別をしなおし、
新たにピンホールで描かれたひだまりの世界が追加されている。

前回を見ている私にとっては、個々に作品を見ると
「また会ったね♪」という感もたしかにあるが、
会場の空気は、以前とはまったく別物である。
ちょうど、何となく気になる歯がゆかったものが、
だんだんと形を見せ始めた。そんな作者の心の機微が
見え隠れした印象の写真展。という雰囲気である。

今回の見所は、なんといっても後半にある「ピンホール写真」。
案内ハガキにも印刷されているのだが、
てっきり一眼レフで撮影されたものだと思っていた。(苦笑)
しかし会場の写真は、しっかりとピンホールの味わいを活かし、
作者の中にある「ひだまり」が映し出されている。

ちなみに、このピンホール作品は6×9で撮影されたもの。
よく表現される”ねむい(笑)”中にも、
一本通った芯が心地よい写真として独特の空間を作り出している。

また、キャプションも前回は心のつぶやきだったのに対し、
今回は「被写体の聲(こえ)」である。
こちらも独特のトーンで書かれているので必見!である。(^_^)
会期中の作者の在廊日は以下の通り

在廊日:3/12(〜19:00)、3/14(未定)
「ひだまり」の第2弾。
普通なら、集大成が並ぶ空間に、作者の”一歩(過程)”が並ぶ。
見るものにとっては、どこかしら小さな子のチャレンジする姿や
赤子の覚えようとする瞬間のような、ピュアで真摯な印象の中に、
大きくたくましい背中を、真剣で精悍な横顔を見ている印象を受ける。
これからの行く先を見ていきたいと思わせるシリーズがここに誕生した。


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