清水 哲朗写真展
「ひだまり」撮影記
清水 哲朗さん編
内部の撮影は許可をいただいて、掲載しています。
デジ侍の一人、清水哲朗さんの写真展に行ってきました♪
清水 哲朗写真展 「ひだまり」

開催期間 2007年1月27日(土)〜2月9日(金)
開催時間 月〜日曜日10:10〜18:00 (最終日14時まで)
定休日 年末年始・祝日
開催場所 富士フォトギャラリー五反田
  東京都品川区西五反田3-6-30
(JR 五反田駅・地下鉄 五反田駅 徒歩5分)
Tel.03-3493−6377

デジ侍のニューフェイスのひとり、清水哲朗さんの写真展。
初レポートです!o(^-^)o

「どぉもっ初めまして!
       清水哲朗です」

やっぱ、最初はインパクトが肝心だよね〜!

とばかりにドドーンと挨拶をされる清水さん。(笑)

というのは冗談で、たまたまお持ちだった
8mm魚眼をお借りしたもの。(^^ゞ
ご本人と会場のほぼ全景が収まったため、
お遊び写真ながら載せてみた。(笑)
会場は、少し開けた空間と
隠れ家的な(笑)空間などからなりたつ
少し変化のある会場。

比較的明るめの空間に、
謎めいた(?!)写真が並んでいる。
謎めいたといっても、
摩訶不思議な写真という意味ではない。(笑)


  
今回の作品は、最初の印象では、
統一感のないものにも見えるかもしれない。
共通点といえばご本人の「日常」そのもの。

一般的な生活という意味ではなく
写真好きがカメラをもってふらりと出掛ける。
また、ロケ先で出会った感動を切り取る。
写真家としての日常である。
そんなイメージがふと浮かぶ作品群である。

それぞれの作品は何気ないものであるが、
一連で大きなひとつの意味を持つことに
気づいた瞬間、この作品達の奥にある
ひとつの”なにか”が見えた気がした。
2歳の愛娘さんがモデルの一枚。(↑)
ちなみに、決して、電話を掛けているのではない。(笑)

会場入り口にあるのだが、なぜか皆さんスルーされて会場へ。
もちろん私もご多分に漏れず…だったのだが(苦笑)、
丁寧に順路を案内してもらった。(^^)

多くの場合、一応順路はあるものの
たいていは、見る側に任せることがほとんどと言えよう。
だが、今回の写真展に限っては順路そのものにも
外せない意味があると思えた。
写真もさながら、今回の見所は、
作者のつぶやきとも言えるキャプション。

一見、あまり大きく感情を表さないわりには、
感情豊かで面白いキャラクターの作者。(笑)
ご当人の穏和で淡々とした話し方を想像して読むと
文字が笑い声やうなり声を連れて飛び込んでくる。
 
 
「ひだまり」という題名は
とあるエピソードに由来するのだそうだ。
それ以来、考え、悩み、模索し、、、、
と、あったかどうかは定かではないが(笑)
受け手(私)の勝手な感受としては、一連の流れの中で、
作者の心の機微が聞こえてきたような気がした。

また、作品制作にあたる時は、
「すでにある程度イメージがハッキリとある」
という作者にとって、
今回のイメージキャンパスは真っ白だったという。
そのような意味でも異例の作品群といえるだろうし、
見る側としては、なんだか普段見る事のできない
作品に至るまでの過程を見ているような気もして、
面白いワクワク感のようなものも感じた。


  
 
この日もたくさんの方々が来場されていた。
お邪魔したのは午後からだったのだが、
普段はノンビリとしているはずの午前中も
入れ替わり立ち替わりでたくさんの方が
見に来られていたという。

 
熱心に話を聞く来場者の方々。
技術的なこともさながら、過程であったり
ロケーションであったりと様々な話が飛び交っていた。

時には同じ場所にいた方などが、
「気づかなかった」「えっ、あれが?!」など、
被写体探しの目に、また切り取り方の妙技に
感嘆の言葉をつぶやかれていた。
会期中の作者の在廊日は以下の通り

在廊日:2/5(11:00〜17:00)、2/9(10:00〜14:00)
不在日:2/2、3、4、7
(それ以外は不確定)


 
3月には、ひだまりシリーズ第2弾を
フォトエントランス日比谷にて開催予定
作者曰く、「見た方が何かを感じ、何かを想像してくれればいい」
そういった思いで、作品を選び、キャプションを付けたという。
もちろん、作者の”言いたかったもの”が根底にあるのはいうまでもない。
しかし、その言いたかったものひとつひとつは、
日常的なものであるがゆえに「ささやかなる主張」にも思えた。

ただ、それらが奏でる空気感というメロディが、
オーケストラのようにお互いに織りなして
ワルツや輪舞のような心地よい流れを作りだし空間を満たしている。


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