今回の作品は、最初の印象では、
統一感のないものにも見えるかもしれない。
共通点といえばご本人の「日常」そのもの。
一般的な生活という意味ではなく
写真好きがカメラをもってふらりと出掛ける。
また、ロケ先で出会った感動を切り取る。
写真家としての日常である。
そんなイメージがふと浮かぶ作品群である。
それぞれの作品は何気ないものであるが、
一連で大きなひとつの意味を持つことに
気づいた瞬間、この作品達の奥にある
ひとつの”なにか”が見えた気がした。 |
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2歳の愛娘さんがモデルの一枚。(↑)
ちなみに、決して、電話を掛けているのではない。(笑)
会場入り口にあるのだが、なぜか皆さんスルーされて会場へ。
もちろん私もご多分に漏れず…だったのだが(苦笑)、
丁寧に順路を案内してもらった。(^^)
多くの場合、一応順路はあるものの
たいていは、見る側に任せることがほとんどと言えよう。
だが、今回の写真展に限っては順路そのものにも
外せない意味があると思えた。
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写真もさながら、今回の見所は、
作者のつぶやきとも言えるキャプション。
一見、あまり大きく感情を表さないわりには、
感情豊かで面白いキャラクターの作者。(笑)
ご当人の穏和で淡々とした話し方を想像して読むと
文字が笑い声やうなり声を連れて飛び込んでくる。
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