今回の写真展会場は、埼玉県川口市にあるLeofoto GALLERY。
三脚などを扱う企業のギャラリーである。
最寄り駅はJR京浜東北線の西川口駅。
駅 西口へ出るとバスロータリーがありその奥正面に道が延びている。
ロータリーを無視すれば西口に出て真っ直ぐ進もう!という具合だ(笑)
少し進むと右手にドン・キホーテをチェック!
そのまま進むと三叉路の交差点に突き当たる。
この交差点を左に曲がり、そのままドンドン進めば
まもなくニトリ・イトーヨーカドーの店舗が右手に見えてくる。
会場はこの店舗から左斜め前なので
店舗を通り過ぎてすぐの交差点の左側に見える
レンガ調の建物が会場である。
最寄り駅より 徒歩約5分と案内にあったが感覚的にはもっと近く感じた。
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田中さん曰く、
「西川口は遠いと思われてて・・・」
と、もどかしさを感じているような声。
それもそのはず、
私も道中長いだろうと覚悟していたのだが
体感としては新宿や銀座に行く感覚と
あまり変わらなかったのだ。
田中さん的には、
来てもらえたらというのも当然あるだろうが、
単純に「イヤイヤイヤ、近いって!!」
と正したい気持ちの方が勝っているカモ?! |
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今回はあえて、部屋をまん中で仕切ったレイアウト。
アンコール展ということで今までの東京トンボ日記に撮り下ろしを加えた再編成である。
トンボという共通項があるからこそのレイアウトが、ユニークな視点で面白く、説明を聞くとなるほど納得!である。
その構成は、まん中で仕切ったパーテーションに都心のトンボを、周りの壁には郊外のトンボが配置されている。
まさに東京の縮図!!・・・とまでは言い過ぎか?!(笑)
しかしコンクリートに囲まれた都会のネイチャーエリア、そこから周囲へと豊かに広がっていく自然、
そんな環境を考えると、この構図は まさに言い得て妙!という感じである。
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今回おじゃましたのは開催初日。
ちょうどビデオインタビュー(右)の始まるところだった。
私と同じく(?)、個人の活動で
ビデオレポートを撮られているとのこと。
当事者お二人から撮ってもいいよ〜と
お声掛けをいただいたのでパチリ!
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「会場まで遠い」と言われていた事と、
週末開催のトークショーがあることから、
初日だけどあまり来場はないだろうなぁと田中さん。
しかし、ゆったりペースではあるものの
人の途切れは少なかったような気がした。
中には飛び込みで来られた方も!
来場者もゆっくりと作品を堪能でき、
田中さんとも満足いくまで話せたたのではないだろうか。
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今回アンコール展ということで
以前の写真展をご覧になっている方には
「見たことのある写真」が並んでいるわけである。
しかしどうも それなりの数の方が
印象に残っている写真以外はリセットするらしい。
そのため、毎回新鮮!という
何度もオイシイ現象が発生しているようだ。(笑) |
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人工物に囲まれた都心の自然。
それでもたくましく彼らは生を繋いでいく。
来場者のエピソードで感嘆したことがある。
マンションによくある循環型の水場。
そこにヤゴが棲まい、
その後には 水の吹き出し口付近で羽化をして
元気に飛び立って行ったという。
いやはや なんと逞しいことだろう!
都心のトンボは強かに、、、
いや、しぶとく生きる術を持っているのかもしれない。 |

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都心からほ〜んの少し足を延ばしただけで
心地良い多くの自然が残る東京。
惜しむらくは里山ではなく
管理された自然公園というところだろうか。
それでも エサや隠れ家にありつけ、弱肉強食で淘汰し、淘汰されることさえも果敢に立ち向かい、目一杯に その生を謳歌しているようにも見える彼らである。
あくまでも妄想の含まれた感想であって、
本来の彼らからは「厳しい自然界を必死で生きてるんダゾ!!」とお叱りを受けるかも?!(苦笑)
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しかし、中には繊細な子たちも居て、チョットした環境変化で 絶滅したり、絶滅の危機に瀕したり、、、ということも決して「希なこと」ではないと、私たちは心に刻んでおくべきだろう。
現在、よく見るトンボも未来でもよく見るトンボなのかどうかは、私たち次第なのかもしれない。
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最期に少し作品を紹介。
今回の撮り下ろしの一枚(右)。
等倍マクロを超えて4倍マクロの作品である。
15枚の深度合成仕上げとのこと。
もう少し枚数を、、、と思っていたけれど
風が吹いて断念したそうだ。
田中さん曰く、
4倍ともなると極わずかのズレも命取り、、
今回Leofotoさんで購入した三脚がなければ
この作品を撮ろうとは思わなかったという。
しっかりピタッと止まる三脚に
至極満足されているらしい。(笑)
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左の写真は昼間の2秒撮影。
後ろの緑がガチャつくので長時間露光にしたという。
普通NDフィルターが必要なシーンだが
カメラに機能が内蔵されているものを使用していたため
その場の判断で気軽にこの作品が撮れたというわけだ。
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右の写真はアキアカネ。
いわゆる「赤とんぼ」である。
赤とんぼと聞いて思い浮かべるものに童謡があるが
なんと!この写真がその童謡「赤とんぼ」にちなんで
教科書に掲載されているそうだ。
ただ、教科書は市販されるものではないため
私たちには見ることができない、、、残念!!
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若い頃はトンボの種類を追いかけていた。 コンプリートまであと少し、、、!
しかし年数を重ねてきた今、何を撮るかよりどう撮るかを大事にしたい。
最近は種類関係なく、風景としてのトンボを撮り続けている。
思うにそれは、ある意味 「トンボらしいありのままのトンボ」なのかもしれない。 |
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