たかはしじゅんいち写真展
「Afterimage−New Yorkの気配」
「人形のある風景」
撮影記
たかはしじゅんいちさん編
内部の撮影は許可をいただいて、掲載しています。
デジ侍の一人、たかはしじゅんいちさんの写真展に行ってきました♪
たかはしじゅんいち写真展
   「Afterimage−New Yorkの気配」
開催期間 2008年7月7日(月)〜12日(土)
開催時間 12:00〜19:30(最終日のみ17:30まで)
開催場所 Live and Moris Gallery
    〒104-0061
東京都中央区銀座8-10-7 東成ビル地下

 ラーメン店「はしご」隣)
(●東京メトロ銀座線・丸の内線 銀座駅 A3出口から徒歩約6分
●東京メトロ銀座線 新橋駅から徒歩約4分
●JR有楽町駅から徒歩約10分
●JR新橋駅から徒歩約5分)

Tel.03-5537-0023

写真集出版記念展示 「人形のある風景
開催期間 2008年7月7日(月)〜19日(土)
開催時間 12:00〜19:30(最終日のみ17:30まで)
休廊 日曜日
開催場所 Live and Moris Gallery
    〒104-0061
東京都中央区銀座8-10-7 東成ビル地下

 ラーメン店「はしご」隣)
(●東京メトロ銀座線・丸の内線 銀座駅 A3出口から徒歩約6分
●東京メトロ銀座線 新橋駅から徒歩約4分
●JR有楽町駅から徒歩約10分
●JR新橋駅から徒歩約5分)

Tel.03-5537-0023

デジ侍の一人、たかはしじゅんいちさんの写真展に行ってきました。
レポートには初登場!!ということで、どきどきワクワクしながらお邪魔してきました。(笑)

銀座のとあるギャラリー。
隠れ家のような場所である。
そういった雰囲気も持つ会場には、
渋いモノクロームな写真がおしゃれに並ぶ。
こじんまりとした空間に
わりと小さめの写真達が整列している。

画廊ということもあり、
一般的な場所でも見やすい大きさに
少しこだわったという。
また、インテリア的なちいさなものも飾られており、
スタイリッシュな雰囲気が漂っている。
   
この日は、場所柄と平日ということもあり
来場者の多くがトークショーの開催される
夕方ごろに集中していた。
つまり、写真展巡りをしていたわけではなく
目指して来られた方がほとんどということである。

しかし、会場は人の熱気でいっぱいになってしまった。
主にNYで活躍されている作者ではあるが
人徳のなせる技といったところだろうか。

比較的ゆっくりと見られた来場者は
時間をかけてゆっくりと写真を堪能されていたようだ。
写真家として一歩を踏み出してから20年。
その節目として開催した写真展である。
また、NYに移り住んで19年。
その間に2001年の同時多発テロ事件を経験することとなり、
作者の眼からNYの色が失われたという。

その色はもちろん物理的な意味ではなく、
人の喜びであり、怒りであり、悲しみであり、楽しさであり、
夢や希望といった活力のオーラのようなものが
”NYの色”を創り上げていたのだろう。

その色を失って、また再び色の気配を感じるようになった頃から
場に残る、あるいは新たに吹き込まれる”色”を撮るため
いままで撮ることのなかったスナップ写真を撮り始めたという。

そのため作者は、あえてB&W・フィルム・手焼きプリントと
こだわりをもってこの作品達を仕上げたという。
ただし、右のちいさなものはインクジェットタイプ。
こちらは手に取りやすい形で・・・ということなのだろう。


   そして、同時開催の写真集出版を記念した
伽羅人形の写真展である。
こちらは、NY写真展の隣のスペースとなるが、
まったく異なる空気感を持った世界になっている。
写真家 たかはしじゅんいちさん、人形作家 伽羅さん。
mixiで出会った二人である。

今回は後半の人形展を前にした
写真集出版記念の写真展である。
実物の人形と写真。なんとも不思議な空間である。
もちろん生身というには遠いとはいえ、
リアルな造形に最大140cmの人形達だから、
怖いような親近感の湧くような、
どこか奇妙な感覚にとらわれる。
また、ファンタジーの世界から
飛び出してきたような子も居るから
なおのことである。

着物は実際に使われていたり仕立てられた
明治・大正・戦前のものだそうだ。
その点も懐古的な親近感と、
現在に過去の人がいるような不思議感を
増幅させている要素なのかもしれない。
写真作品は、物撮り的なものや、
イメージ重視的なものもあるが、
特徴的なのは風景の中に織り交ぜたもの。
ロケ先に人形を持ち出し、
いわゆるモデルを配した作品に仕上げている。
ここではほんの数点しか紹介できないが、
廊下などいろいろな場所に
不思議で優美な作品が飾られている。
当然ながら(笑)間取り的に、
NY写真展から人形写真展へ、
人形写真展からNY写真展へと人の道ができる。
しかし、がらりと変わる空間だけに、
みな足を止め時間をかけて鑑賞していく。

とりわけ、人形写真展の方では
人形に関しての質問も多く、作家の伽羅さんが
対応されていた。
もちろん、写真家も在廊時には
両方を飛び回っているのでどうぞご安心を。(笑)
そしてこれが、今回出版される
「伽羅人形写真集「人形見
ヒトガタミ」。
7月11日より先行発売開始だそうで、
現在、会場にて予約受付中。
(木耳社 1冊5000円税別)
同時開催されている2つの世界。
それぞれの空間のようでいて、そのもうひとつ大きな空間には、
たかはしワールドが確かに存在している。
そんな摩訶不思議な空間にはパワーを感じながらもこちらが研ぎ澄まされていくようでもある。
さて、今回のデジ侍衆はこちら。(^_^)
清水さんも揃って久しぶりのプチデジである。
しかし、なんだかどうも、
この場所での撮影がお気に入りらしい。(笑)

そしてこの日は、トークショーイベントのある日。
その様子はこちらから!