花シリーズ第3弾、、、となるのだが、
実は、今回の写真展は
2004年に調布で発表されたものの
リバイバル(?)バージョン。
2006年にも同、花シリーズが開催されたのだが
こちらは紙質などが異なり、
一種のリニューアルバージョンと
言ったところだろうか。(笑)
私は前回を見逃してしまったので
非常にうれしい写真展である。(^−^)
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決して「ひろぉ〜〜〜い!」というまでの会場ではないのだが、
(決して狭いわけでも、もちろんありません。笑)
控えめな自己主張をする花たちのせいか、
実際以上に広い空間に感じられたように思う。 |
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比較的明るめのギャラリーにふんわりと浮かぶ花々。
白バックに統一されたテイストなためか、
非常に空間とマッチしていて、ちょっとした
ヒーリングルームと化している。(笑) |
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今回は、時間も少なく案内のハガキを出せずじまいだったという。
にもかかわらず、多くの方々が足を運ばれていた。
ご本人は「なんで〜?」と不思議な声を漏らしていたが、
どうも、あちらこちらのブログなどでの宣伝効果らしい。(笑)
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判る人にはわかる(笑)とある方が来場。
お声はかけていないのですが、
横姿なので載っけちゃいました。(笑)
このように来場者が記念撮影をされる光景も
かなり見受けられました。(^−^)
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少し作品のご紹介。
このシリーズは10年ほど前に
和紙での作品を作りたいと思い描いて撮影されたものだそうだ。
当時はまだフィルムが主流で
デジタルも大変高価なものだったので
和紙で表現したい!といっても容易ではなかったと想像する。
ポジをデジタルデータ化して和紙にプリントアウトする作業も、
何かしらの加工をするためなどではなく、
工程がその方法しかなかったからと言ってもよいのだろう。
初期の作品では特に、完全に和紙を意識したトーンで
写しとめられている。
たしかにそこに花があるのだが、絵画のようでもあり、
瞬きをすると本物(写真)にも見えるという
なんとも不可思議な表情をたたえてそこに存在するのである。
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紙に関しては、いろいろと試された上で、この紙になったという。
雲竜・・・というには毛羽立ちが少ないのだが、
流線の地模様が空間(余白)にも表情を与えている。
たぶん、これらを一般的な写真用紙でプリントしても
味気ない表情になってしまうことだろう。
それこそが、「撮る前から仕上がりをイメージする」
ということなのだと思う。
前回の画材紙は、和紙との類似点を活かした
発想だったのではないかと思う。
ただし、表情がそれぞれ異なることは言うまでもない。
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一言で表現すると「ヒーリングルーム」
写真展を観に行くというよりも、絵画を楽しみに行こう♪
という感覚の方がより和みやすいかもしれない。(笑)
そんなホンワカとあたたかい空間がそこには広がっている。 |