川合さんが求められているものの一つが色。
最初、大自然の彩りに目を奪われ、
そこからライフワークになったと聞いた事がある。
今回もその”色”にこだわった写真展。
大地と空がテーマである。
雄大で印象的な色の世界と共に
地球という母に育まれてきた
様々な生き物の生活が織り交ぜられている。 |
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総枚数、約50枚。
「よく入ったね〜!」と
思わず口にしてしまうくらいの作品群である。
また、整然と並んでいるので、
個々の大きさは小さめだが、迫力がある。
そして、ワントーン的な印象のものが多いので
入った瞬間に目に飛び込んでくる。
会場自体はそんな雰囲気に包まれている。
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クリスタルプリントのアルポリック貼り、
そしてメタルフレームで仕上げた額装が
より一層、爽やかで透明な空気感を
引き出しているように思える。 |
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川合さんが写真家に転向する切っ掛けとなったのが、初めての個展。
その時の作品もアフリカの大自然であったという。
それから7年、今回でアフリカのシリーズ第3弾ということだが、
当然ながらそれぞれに違ったテーマでセレクトされたそうだ。
だが、「The colors of nature」とあるように、
自然の織りなす色・彩がすべての根幹にある。
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今回の作品は、現在の視点・心境で選んだもの。
1点を除き、すべてポジフィルムでの撮影だそうだ。
特に、青と赤が印象的。
また、色を主題にした写真展だからなのか、
色で見せる印象的な写真が多く感じられた。
よくあるシルエット的なものから、
たしかに自然の一風景なのだが、色の印象が強いもの。
活動的なインパクトというより、
静の中の大きな息づかいを感じた。
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たしかに!と思えるシーンとコメント。
作者の想像力の豊かさを物語っている。 |
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今回、楽しめるもう一つが、キャプチャー。
作者の人柄を醸し出す、素直でかわいくキュートな表現でコメントが書かれている。
もちろん、すべてにではないが(これだけでもかなり大変!)
なるほど!と思わずほころんでしまう。 |
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初日はあいにくの雨。
しかし、場所柄もあるのだろうか
人の流れは止まる事がない感じであった。 |
この会場は、写真展会場が密集している地域。
めざして来る方の他、写真展巡りの方、
用事のついでに、、、という方など理由は人それぞれ。
しかし、見入る姿は誰しもが同じであった。 |
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今回の会場である富士フォトサロンには
3つの隣接した会場がある。
この会期中、お隣の会場開催されている
写真展の受付担当に吉住志穂さんがいらっしゃった。
そして、2つの写真展を目指して来られた
土屋勝義さんと福田健太郎さん。
偶然、いらっしゃった「四季の写真」の鳥居さんが記念撮影♪
下は、みなさんで歓談中をパチリ!(右)
それから、仕事の帰りに慌てて駆けつけられたという
秦 達夫さん。
このような顔ぶれを前にすると、
あらためてスゴイ写真展なんだと実感した。
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