イベント撮影記 ※イベントの撮影掲載は許可を取ってあります
 基本的に撮影禁止の場所なのでご注意ください。
デジ侍写真展 「デジ侍NY凱旋写真展」
開催期間 2010年10月19日(火)〜10月31日(日)月曜日休館
開催時間 11:00〜19:00(入場無料)
開催場所 ギャラリー コスモス
  東京都目黒区下目黒3−1−22・谷本ビル3階
JR山手線・東京メトロ南北線・東急目黒線 「目黒駅]
 目黒駅西口から大鳥神社方面へ徒歩12分

Tel.03-3495-4218
写真:(左上より)
広田泉さん吉田繁さん・清水哲朗さん
たかはしじゅんいちさん)土屋勝義さん・豊田直之さん・川合麻紀さん

またまたお祭りを打ち上げたデジ侍。
渡米してから、うずうず、、ウズウズ、、、UZUUZU・・・・(笑)していたらしく、
それぞれの思いを胸に、いざっ挑戦〜〜〜!!と、あいなった・・・ノカ?!(笑)
会場は目黒にある、ギャラリーコスモス。
「接写でござる!」写真展の時と同じ会場となる。

目黒駅から目黒川方向に歩いて川を渡り、
交差点角にある大鳥神社のから
目黒方向に少し歩いた先のビル。
JR目黒駅前から出ているバスも
ビル前のバス停に止まるものがあるので
「大鳥神社」に止まるかを確認して利用すると便利である。
写真展自体は3階で開催されているが、
ビル自体がちょっと隠れ家的な構造で、
エレベーターと階段が2カ所にあり、
奥の方を上がってしまうと違うところへ行ってしまう。

ビルの入り口を入ってすぐの階段のところに
写真展案内が貼ってあるので
そこの階段とエレベーターを上がるとたどり着く。

表の案内板には階数が書かれていないので
お気をつけを!(苦笑)
今回の作品に共通テーマはない。
強いて、しいてあげるなら(というか、想像するに(^^ゞ)
NY展での経験を、手応えを元に
各々が、それぞれに思うことをチャレンジしてみようか。。
そんな空気を会場から、会話の端々から感じ取った。
作品はNY展の作品あり、撮り下ろしありで、
凱旋写真展といえどまったく同じではないらしい。
各さむらいのお知り合いが、在廊への期待を胸に来られる。
この日の昼間は、ほんとにゆっくりと写真の解説や雑談など
周囲への遠慮も気兼ねもなく心ゆくまで・・・といった雰囲気だった。

当日は初日でオープンパーティー開催日。
昼間はユッタリと観覧できる感じだったが、
ある時間を境にいきなり人が増える。

変化を見ていて、つくづく、
昼間に来た人はゆっくり話もできて
お得だったよなぁ〜などと思ってしまった。(笑)
まぁ、楽しみ方は人それぞれ。
お得というのは言葉のアヤだが、
そう言わせるくらい、夕方は混み合っていた。
また、設置されている机には、
侍たちの作品ファイルが置かれていて
じっくり楽しまれるすがたも。。

次に個人の作品のご紹介。

まずは、豊田さん。題名は「海宇宙」
豊田さんのホームグラウンドでもある
「海の世界」の写真である。


宇宙:あらゆる存在物を包括する空間。』
”宇宙”と聞くと大気圏外の空間を考えがちだが、
天体の一つである地球上も大きな意味では
宇宙と言えるのではないだろうか。
そんな地球上の海の中の世界が
今回の作品群である。
渡米し、NYの人たちが興味深げに
質問されたりした経験からなのか、
今回の展示は文字通りの
「凱旋作品」となったようだ。

「海の神秘」と大きな枠での表現よりも、
「造形美」にスポットを当てたという方が
よりシックリくるかもしれない。
続いて、吉田さん。
題名は「世界最長寿の木々」
こちらもライフワークからの作品である。

最近の作風ではスティッチ技法を使った
高解像度の作品が多く見られたが、今回のものは一枚もの。
表現がなんとも・・・だが(苦笑)、つまりは撮ったまんま。。ということだ。
もちろん、言葉そのままに「カメラからプリンターへ直接GO!!」
というわけではない。(笑)

今回は、星夜写真など
若干いつもと違う巨木に出会える。
古木の持つ大様な雰囲気は毎度の事ながら、
天空とのコラボレーションも、
なんとなく居住まいを正してしまうような
不思議な感覚に捕らわれてしまいそうになる。
それから、広田さん。
題名は「手つどう写真2010」

こちらも十八番の鉄道写真である。
テーマに関しては、
「手がつどう」と「鉄道」に掛けたもだそうだ。

ご本人曰く、プロとして、長年撮り続ける者として
もっとクオリティの高いものを作れるし、
また期待されるはず。
しかし、今一度まっさらな原点に立ち返ってみたい
という思いからこの作品群に望んだという。
     
     
     
   こういう冒険のような事が出来るのも
   デジ侍ならでは・・・なのかもしれない。

   あと、作品の中には、
   コンパクトデジカメで撮った作品も
   混じっているというから面白い。
   ・・・が、「どれだろう?」と
   そればかりに気を取られるのは
   ヤボというものである。(笑)
   <気になるものだけどね(^^ゞ
  次は、土屋さん。題名は「顔のないポートレート」
「接写でござる」からの第2弾!・・・なのか?!(笑)
いや、題名も一緒だからそうに違いない!!

 一瞬そう思わせるくらい、前回とのテイストがガラリと違う。
期待するなら、あと2、3弾くらい打ってもらって、
5枚1セット×5バリエーション 総計25枚
あたりの組写真が見てみたい!(笑)

今回は添景的にモデルを配したテイスト。
前回の淡いカラーに対し、今回はカラフル。
ワイドマクロに動感写真がお得意なのに対し、
風景的な静かなる写真、、、といった感じだろうか。
続いて、川合さん。
題名は「花+とろける色彩」
こちらも「接写でござる」からの
第2弾といった感じだろうか。

前回の若干ビビットテイスト比べ
カラフルでありながらも少ししっとりと
落ち着いた雰囲気の作品である。

総じて、花にだけピントを合わせた
仕上げ方なのだが、今回の方が
少しシャープ感とぼけのギャップが強く
よりフシギ感が増しているように思う。
そして、清水さん。
題名は「トウキョウカラス」
ライフワークのモンゴルとともに
撮り続けているもののひとつである。

実は、私の中で清水さんは
モンゴルの人ではなく、カラスの人。(笑)
それだけ印象強いわけだが、
これがNYに行ったのかな?と想像すると、
何となくだが、妙に納得する。
作品に関しても
古くささの無い、いぶし銀に似た
モノクロのかっこよさがお洒落である。

最後に、たかはしさん。題名は「内観の刻」
一言・・・「アート」である。(笑)
元NY在住、現在 半ニューヨーカーなご本人だからか
スタイリッシュでビューティーな作品が多い。

今回の作品も、精神を軸にした肉体での究極的な
比喩的表現(という感じ?)でありながら、
舞踏家というモデルのしなやかな肉体美が
美しくまとめられている。

好みという点では賛否が分かれやすい
性質のものだと思うのだが、
食わず嫌いなく、まずは食べてみる(笑)ことが
新しい発見への第一歩かもしれない。
おまけは、「いつもの」(笑)侍たち。
この日は、たかはしじゅんいちさんがロケのため総勢6名だった。
今回のTOP写真は、NEX-5パノラマモードでの撮影。
まぁ、みんなで「Let's Enjoy!!」と付き合ってもらったのだが、
「タイミングはどこだ〜〜!!」とおしとやかバージョンに。(苦笑)
ちなみに撮影している私の後ろは、パーティ出席者の方々で
黒山の人だかり状態だったようだ。(^^ゞ

どうしても、人物が小さくなるのと、
「いやーー、おとなしすぎるでしょ!(笑)」ということで、
最後に通常モードでパチリ!!

最後の最後に撮ったにもかかわらず
(いや・・・最後だからか?!)
みなさん、みごとな遊びっぷりでした。(^m^)



毎度ながら、お祭り騒ぎな面々。(笑)
今回は活動を発信すると同時に、「自分たち自身のチャレンジ」でも
あったのかもしれない。。そうも感じさせる写真展である。
それぞれに「NYからのお持ち帰り」のエッセンスが隠し味で入っているのだろうか。(^^)