吉田 繁写真展
「アンコールの遺跡群癒しの空間
撮影記
撮影は許可をいただいて、掲載しています。
吉田 繁さんの写真展に行ってきました♪
吉田 繁写真展「アンコールの遺跡群癒しの空間
                   

   期間:2010年6月15日(火)〜27日(日)
      11:00〜18:30
      月曜休館

  会場:ギャラリーコスモス
      東京都目黒区下目黒3-1-22 谷本ビル3階

      TEL03-3495-4218
      JR山手線・東京メトロ南北線・東急目黒線 「目黒駅] 
      目黒駅西口から大鳥神社方面へ徒歩12分


久しぶりの吉田さんの個展。
今回は巨樹そのものではなく遺跡がメイン。
しかし、やはりそこには”同じもの”が存在して・・・
さて、そのこころは?!

会場は、目黒にある「ギャラリーコスモス」。
こじんまりとした、隠れ家的空間である。
以前ここに、デジ侍の写真がズラリと並んだことがあるのだが、
今回は吉田さん作品が、ゆったりと配置されている。
駅前の喧噪から少し離れているせいか、隠れ家的な場所柄か、
運が良ければ、かなりユックリゆったりと見ることができる。
時には空間丸ごと独り占め!も可能かもしれない。
ただし、賑やかな時は、作品に当たらないよう気をつける必要もあるのでご用心!(笑)
ちなみに、ご本人は26・27日のみ在廊予定のようである。
  
  
 
 吉田さんがライフワークとして撮られているものが
世界各地にある巨樹。
その巨樹にある神々しい癒しの空間に魅了されているという。
 縁あって訪れたアンコールの遺跡群に感じたものが
同種の空気、空間だったそうだ。
その静謐な神々しさをそのまま写真に収めたいと
創りあげたのが今回の作品たちである。

 どうすれば、この神々しさをそのまま写し撮れるか?
そこで取ったのがマルチフォトステッチと名付けた方法である。
1600万画素相当のデジタルカメラで撮影した画像を
50〜100枚つなぎ合わせることで、上下左右・奥行きに至るまで解像感のある、
精緻に仕上げた作品を創りあげたものが今回の作品群となる。

 写真では判りづらいが、大判のプリントのごく一部でも
細かいディテールがはっきりと見てとれる。
中心だからというものではなく、隅々にいたるまで、
目で見るとこんな感じかも?と思わせる描写である。

 ・・・と、感じてはいるものの、実は目の悪い私には、
鑑賞距離だとぼやけてしまい、はっきり見るには全体が見られない・・・
といった、なんとももったいない状況でもあった。(苦笑)
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昼間は観光地として賑わうアンコールの遺跡群。
しかし夕闇とともに満ちてくる気配は、静謐な神々しさで圧倒すると同時に
浄化するがごとく、静かに周囲のものを癒していくという。
それは、長いながい年月にも堪え忍んだものに宿る独特の気配なのだろう。
もしかすると人には判らないだけで、神さまのような存在が誕生していたりして。。。
そんなファンタジックな想像をしてみながら
会場にある遺跡を巡ってみるのもおもしろいかもしれない。